作品情報
怪談記事の裏側にある、人を救うための真実を追う、明治あやかし謎解き譚。
第23回電撃小説大賞銀賞受賞作を改題・加筆修正して刊行した、さとみ桜のデビュー作。新聞社に乗り込んできた香澄は、妖怪記事のせいで友人が奉公先を追われたと訴える。しかし久馬と艶煙が追っていたのは、怪談の陰に隠れた事情だった。明治の人々の暮らしと怪異を重ねながら、小さな救いを描く連作風の物語である。
レビュー要約
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明治の町並みと妖怪記事を結びつけた設定、久馬・香澄・艶煙の掛け合いが読みどころとして受け止められている。怪異を恐怖だけで終わらせず、人の優しさや事情に目を向ける物語として親しまれている。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2017-03-25
- ページ数
- 338ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.6 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784048926768
- ISBN-10
- 4048926764
- 価格
- 693 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第23回電撃小説大賞《銀賞》受賞!! ぞわっとして、ほろりと出来る。 怠惰な記者のあやかし謎解き譚。 日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者、内藤久馬。そんな彼も好奇心が疼けば記事を書く。傍に用意するのは、怪談奇談に妖怪本。彼が書く記事は全て妖怪にまつわるものなのだ。 ある春の日、少女が新聞社へ乗り込んできた。彼女の名は井上香澄。久馬の記事が原因で、友人が奉公先を追い出されたのだという。冷たい対応の久馬に代わり香澄に声を掛けたのは、妖美な男・芝浦艶煙。曰く、むしろ妖怪記事は人助けになっており、友人は貞操の危機を免れたのだというが!?
●さとみ桜:第23回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。
レビュー
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必殺ではない裏稼業
結構楽しめました。明治初期という時代背景という構成自体には無理はないようです。ただ、会話がちょっと現代風で時代感が弱いように思われますが、その分気軽に読めるライトな仕上がりになっています。各ストリーの最後の新聞記事はまとめとしてちょっと物足りない感がありました。是非シリーズ化していただいて続編が読みたいです。
関連する文学賞
- 電撃小説大賞 第23回(2016年) ・銀賞