白赤だすき小〇(こまる)の旗風 (児童文学創作シリーズ)
江戸時代末期の東北を舞台に、故郷へ戻った少年万吉が、重税に苦しむ農漁民の暮らしと抵抗に向き合う歴史児童文学である。民衆が一揆へ進む過程を、子どもの視点を通して力強く描く。
江戸末期一揆農漁民少年の成長
作品情報
少年の目に映る貧しさと怒りが、民衆の抵抗の物語へ広がっていく。
講談社の書籍ページでは、領主の苛酷な重税に苦しむ農漁民の生活と一揆へ立ち上がる姿を描く作品として紹介される。社会の矛盾を児童文学の言葉で伝える長編である。
レビュー要約
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歴史の大きな動きを、少年の実感に引き寄せて描く点が読みどころである。重い題材ながら、故郷や家族への思いが物語を支えている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1976-08-10
- ページ数
- 365ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061189423
- ISBN-10
- 4061189425
- 価格
- 500 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
武家奉公がいやになり故郷の村に帰ってきた少年万吉が見たのは、領主の苛酷な重税に苦しめられている貧しい農漁民の生活だった! 江戸時代末期の東北を舞台に、民衆のがまん強い抵抗と、ついに一揆にたちあがる姿とを克明にえがく! 日本児童文学者協会賞受賞作品。
1943年、北海道美唄市に生まれる。早稲田大学入学と同時に、少年文学会に入る。1966年、早稲田大学卒業。同年、『天使で大地はいっぱいだ』が講談社児童文学新人賞に入賞する。『大地の冬のなかまたち』で野間児童文芸推奨作品賞受賞。(以上、ともに講談社刊)。おもな著書に、『地平線の五人兄弟』『算数病院事件』(以上、新日本出版社)、『故郷』(偕成社)、『一ねん一くみ一ばんワル』(ポプラ社)、『キャプテンはつらいぜ』(講談社)がある。 【画家紹介】 1939年、東京に生まれる。1958年、第2回茂田井賞受賞。日本童画会に所属し、童画・さし絵をかく。1970年から5年間、油絵の制作に専念し、現在、日本美術会会員。おもな作品に「秩父事件」連作(油絵)、本のさし絵に、後藤竜二著『ボタ山は燃えている』『地平線の五人兄弟』(ともに新日本出版社)がある。この本の刻版は夫人の助けを借りた。