日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
殺人の棋譜 (講談社文庫 さ 3-1)

江戸川乱歩賞

殺人の棋譜 (講談社文庫 さ 3-1)

斎藤栄

将棋界の俊鋭・河辺真吾八段の愛娘が誘拐され、対局と犯人追及が同時進行する。勝負の緊張感と事件の行方を噛み合わせた、スリルのある受賞作。

将棋誘拐心理サスペンス対局緊迫感

作品情報

一手先の勝負が、娘の命を左右する。

第12回江戸川乱歩賞受賞作。講談社文庫版は1975年刊で、将棋界を舞台にしたサスペンスとして知られる。勝負の行方と捜査が重なり、終盤まで張りつめた空気を保つ。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1975-03-01
ページ数
260ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784061360211
ISBN-10
4061360213
価格
10 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第12回(1966年) 江戸川乱歩賞受賞

レビュー

  • 良かったです!

    斎藤栄先生こんな良い本を書いていらしたのですね!日美子シリーズとかじゃなく!🤗。将棋好きなので、余計に良かったです!。

  • 物語の「入り」は良かったが…

    作品の入り方としては申し分無い。新鋭棋士の娘が誘拐され、身代金が要求される。犯人の指示に従って金を作り、渡すものの娘は帰ってこない。警察の捜査により、容疑者が浮かび上がるものの殺されていて…という展開は悪くない。そこに至る河辺やその家族たちの苛立ち、苦悩と言った物もしっかりと描かれている。 ただ、全体的に見るとうーん…と思う部分が多い。まず、ハッキリ言って、将棋というのが作品全体に何も関係ない。単純に誘拐された子供の父親が棋士だった、というだけで他の職業であっても何の問題も無かったと思う。そもそも、河辺は、娘を誘拐されて苦悩する父親以上の役割が無い。 最後のどんでん返しもやや外した感じ。アンフェアな部分があるのは構わないのだが、するのであればそこに至るまでの伏線をキッチリと張っておいて欲しかった。なんか、真犯人の動機も取ってつけただけ、という感じなのだ。 乱歩賞受賞作は、これまでかなり読んできたけれども、正直、かなり低い評価になってしまう。

関連する文学賞