ヒマラヤ・スルジェ館物語 (講談社文庫 ひ 11-1)
平尾和雄『ヒマラヤ・スルジェ館物語』は、受賞時の文脈で評価された作品である。作品名が示す主題を軸に、時代や社会、個人の経験を読み解く構成を持つ。
文学賞受賞作時代背景人間と社会
作品情報
ヒマラヤ・スルジェ館物語は、受賞作としての輪郭を保ちながら、作者の関心を凝縮して伝える。
平尾和雄『ヒマラヤ・スルジェ館物語』は、受賞歴を通じて読まれてきた作品で、作者の問題意識と表現の特色がまとまって現れる。刊行が確認できる場合は紙書籍の識別子を優先し、単独刊行が確認できない場合は雑誌号などの番号を流用していない。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1985-04-01
- ページ数
- 283ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061834880
- ISBN-10
- 4061834886
- 価格
- 189 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第3回(1981年) 講談社ノンフィクション賞受賞
レビュー
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ネパールって!
著者の平尾さんのネパールでの生き方と暮らしが語られ引き込まれました。 私はネパールトレッキングは一度しか経験がありませんが、アンナプルナやマチャプチェを遠くに見ながら村々を歩き感じた不思議な気持ちを、思い出さずにはいられませんでした。
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こういう生き方
1981年の単行本の文庫化。 『ヒマラヤの花嫁』(1976年)の続編。順番に読んだ方が良いだろう。 前作はネパール山中の村で奥さんをめとり、現地に居着くまでを描いた。本書では、その後の生活が語られている。 夫婦で始めた宿屋のスルジェ館での生活が紹介される。面白い宿泊客、宿を経営していく上での困難、奥さんの親戚との付き合いなど。生き生きと描写されており、楽しく読むことが出来た。 著者はおそらく、同時代にアジア各地へ旅立っていった日本人青年たちの中でも、もっとも幸せになった人物だと思う。こういう結末に恵まれるなら、旅に出るのも悪くないかなと思う。