作品情報
広島の風土と人々を少年の目を通して描く短編。
「兵隊宿」は、広島の風土や人々を少年の目を通して描いた竹西寛子の短編小説である。第8回川端康成文学賞を受賞し、1991年刊の講談社文芸文庫『兵隊宿』では、共通の主人公をもつ九つの短編の一つとして読める。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1991-07-01
- ページ数
- 217ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061961364
- ISBN-10
- 4061961365
- 価格
- 280 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
乗船直前、自分の家に泊った3人の出征将校の姿に、未知の大人たちの世界を知り微妙に変わる少年の心の襞。川端康成文学賞受賞「兵隊宿」と、「少年の島」「流線的」「緋鯉」「虚無僧」ほか共通の主人公による9つの短篇群。「住環の記」「式子内親王・永福門院」等、日本の古典を材に優れた評論を持つ著者の『儀式』『鶴』に続く代表的名篇。
レビュー
-
戦後文学の一到達点を示す短編集
精緻に構成され、人物の心の機微を丁寧に描き出した諸短編は戦後文学の一典型を示していると思います。兵隊宿という、戦争に関して余り知られていない舞台を取りあげていて、その意味でも勉強になります。
関連する文学賞
- 川端康成文学賞 第8回(1981年) ・受賞