作品情報
一人の教師と弟子たちの軌跡から、近代日本の知的な友情と理想主義を照らし出す。
『偉大なる暗闇―師岩元禎と弟子たち』は、岩元禎の人物像を起点に、彼と交わった学生や知識人たちの精神史をたどる高橋英夫の評伝である。教室、ドイツ文学、哲学、友情の場面を重ね、近代日本における教養と理想主義の行方を問いかける。第13回平林たい子文学賞受賞作。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1993-01-01
- ページ数
- 326ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061962071
- ISBN-10
- 4061962078
- 価格
- 775 JPY
- カテゴリ
- 本/人文・思想/哲学・思想/歴史・学派/東洋思想/日本/一般
夏目漱石が『三四郎』の“偉大なる暗闇”広田先生のモデルとしたとの“伝説”の旧制一高独逸語教授・岩元禎。頑固一徹、情容赦なく落第点をつける徹底した厳格さの古典的理想主義の哲学者。その変り者の生涯と精神の軌跡。近代ヨーロッパ文化と初めて遭遇し苦闘するその姿を漱石など関連の人物たちと対比させた多面的評伝にして明治の精神史。思想探求の書。第13回平林たい子賞受賞。
レビュー
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粟野健次郎について
粟野健次郎関係の資料を探していたところ、ヒットしていましたので大変ありがたかったです。
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目次
清談会 偉大なる暗闇 ドイツ語の教室 落第 薩摩武士 哲学概論 ギリシア人ケーベル 独身者たち―粟野健次郎・狩野亨吉 志賀直哉の家庭教師 聖者の涙―三谷隆正 ホモ・アミクスの世界―友情空間のたたずまい 理想主義の終焉
関連する文学賞
- 平林たい子文学賞 第13回(1985年) ・受賞