作品情報
清盛、義経、頼朝らの運命を軸に、平安末期から鎌倉成立へ向かう時代の転換を描く大河小説。
『新・平家物語』は、吉川英治が古典『平家物語』を踏まえつつ、保元・平治の乱から源平争乱、平家滅亡後の義経の流転までを描いた長編歴史小説。菊池寛賞では同作を中心とする業績が評価された。Amazon JP、NDL OPAC、講談社公式ページ、CiNii を確認し、現行でたどりやすい講談社の吉川英治歴史時代文庫版 16 巻のうち第 1 巻の ISBN-13 978-4-06-196547-8 と ISBN-10 4-06-196547-6 を代表値として採用した。日本の紙書籍のため ASIN は ISBN-10 と同じ値で補完した。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1989-03-24
- ページ数
- 458ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.9 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784061965478
- ISBN-10
- 4061965476
- 価格
- 1045 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
12世紀の初め、藤原政権の退廃は、武門の両統“源平”の擡頭をもたらした。しかし、強者は倶に天を戴かず。その争覇興亡が古典平家の世界である。『新・平家物語』も源平抗争の歴史を描くが、単なる現代訳でなく、古典のふくらんだ虚像を正し、従来無視された庶民の相(すがた)にも力点を置く。――100年の人間世界の興亡、流転、愛憎を主題に、7年の歳月を傾けた、著書鏤骨の超大作。 七年の歳月を傾けた、著者晩年の超大作。十二世紀の初め、藤原政権の退廃は武門の抬頭をゆるした――源平の登場だが、両雄は倶に天を載かず、宮枢の葛藤、対立とからんで、やがて保元・平治の乱へ突入。
レビュー
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到着しました。
状態満足です。期限までに到着しました。
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最高の歴史大作
吉川英治は私の好きな作家ダントツNo.1であり、これまで鳴門秘帖、三国志、新水滸伝を読破してきた。本作は吉川作品の中でも一番の長編であり代表作でもあるので避けては通れないと思い読み始めたが、最初のちげぐさの巻は話の進行が遅く少しイライラした。白河法皇ご落胤説をとっているので母の話は必要であろうが、文覚や西行の話は割愛しても良かったのではないか。しかし、九重の巻からは俄然テンポが良くなり夢中で読んだ。三国志でも従来悪役の曹操を魅力的に描いているが、今作でも平清盛を心優しいかつ豪胆な人物として描いている。特に親子狐を助ける場面などは読んでいて涙が出そうになった。私も平清盛は従来から言われているような悪役ではなく、初めての武家政権を開き日宋貿易など開かれた政策を行なった英傑だと思っているので、これから先も楽しみだ。あと残り15冊。先は長いがぜひ読破したい。
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序盤の序盤です
結構細かいです。
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平家物語
不勉強を省みて、教養として哲学、政治、歴史、宗教、法律などの本を読み進める中で、いわば箸休め的な気持ちで本書を取りました。自分にとっては不思議な感覚でしたが、それらの要素がすべてこの物語に詰まっていました。 この一巻は、清盛が青年から成人に至るまでの時期を通して、西行、鳥羽上皇、崇徳天皇などについての物語です。貧富の格差が激しく、また、僧兵の強訴や公卿の強権など宗教観や倫理観が乱れるなかで、保元の乱-武家の勃興に至るまでについてが細やかに描かれます。 吉川英治の文章や文体は、夏目漱石や司馬遼太郎らと同様に、触れるその度に、いわゆる日本語を理解する上での原点の部分が洗われるような感覚を覚えます。 それにしても、電子書籍では16巻セットで99円...本当にありがたい時代になったものです。しかし、手に取りやすい価格や環境になればなるほど、真剣に読む気力が削がれてしまうような気がしてしまうのは自分だけでしょうか?
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人間の業を描く長編大作
個人的には世界で一番好きな作品です。 音楽プロデューサーだった頃、手に取り価値観が大きく変わりました。 地位や名声や大富豪を夢見る人は数多くいますし、 それを成し遂げようと今多くの学習教材が書籍として売られたりしています。 ですがそれを達成して満たされるのかは別の問題であり、 むしろそれゆえに苦しむ人々があまりにも多い事が時代に関係なく存在している。 そんな事を認識させてくれる名著です。
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日本語がひたすら美しい
表現の幅としては、令和の、情報性に恵まれた現代作家の方が豊かだと思います。お洒落に、スタイリッシュに小説に触れたい人には、現代作家の作品をおすすめします。吉川英治さんの文学は、やはり堅いですので。 けれども、吉川さんの文学には、現代的な情報性は少なくても、情緒があります。特に、比喩の美しさには比類無いです。各章の出と引きにそれらが語られることが多く、毎章現れては過ぎてゆく吉川節にハッとさせられます。美しい日本語で情景が想像のなかで絵巻物のように彩られてゆく展開に、毎回ため息がでます。表現の「幅」は今の作家と比べて狭くても、「深さ」が尋常ではありません。 今の「作家」が、吉川さんより劣っているわけではないと思うのですが、「文豪」を培ってきた時代が、どうしようもない深みの差を生んでいるのだと思います。灯火の影が薄暮から色を増してゆき揺れるのを見、月が雲間に明滅するときのうつろいを肌に記憶し、寒さに凍え、耐えるしか術ない暑さはリンドウの咲くのを見ていつしか過ぎ去り、そして、人の生き死にを間近にみてきた激動の時代が、大自然への賛美が、吉川さんの才能を現代においては再現不能な色合いで開花させたのだと感じます。 私は今の時代の小説も好きですが、今様が好きな皆さんにも、ぜひ一度はふれてほしい吉川さんの文学です。
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よく調べないで買ったわたしが悪いのですが、小説だとは思わず、歴史解説書のように解釈していたので、ちょっとがっかり。
吉川英治さんだから小説としては面白いのだけれど、今は歴史を知りたかったので、後日ゆっくり読みます。
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読書の年齢
一度読破しましたが、再度挑戦します。清盛が概好きですが、NHKの大河ドラマはおもしろくなかった。やはり本を読むのが一番です。
関連する文学賞
- 菊池寛賞 第7回(1953年) ・受賞