作品情報
『海道東征』は、題名が呼び込む情景と作者の関心を結びつけながら、受賞作としての輪郭を残す作品です。
『海道東征』は阪田寛夫の小説として、講談社から刊行された作品です。題名に示された対象や場面を入口に、時代の空気、生活感、人物の内面を読み取れる構成になっています。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2007-03-10
- ページ数
- 324ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061984714
- ISBN-10
- 4061984713
- 価格
- 1000 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
含羞の詩人阪田寛夫のペーソス溢れる珠玉集「サッちゃん」等で知られる童謡詩人は又、片隅の人生を優しい情感と上質のユーモアで描く稀有なる小説家だった。デビュー作から遺稿まで50年に亘る秀作を精選
レビュー
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精緻な筆致にユーモアのスパイスを入れた短編集
「サッちゃん」、「おなかのへるうた」の詩人で芥川賞作家の著者による短編は、優しさに満ちながらも生の機微を突いた作品たち。詩のみならず、このような短編等を含む、この著者の全集が読みたいと思わせる一冊。
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ちょっと暗いか
同人誌処女作「平城山」、文藝誌処女作「音楽入門」「日本の童謡」など「土の器」以外の短篇に、遺作となった連作詩「鬱の髄から天井のぞく」が入っている。「日本の童謡」の耳鳴黎吉のモデルは佐藤義美らしい。大中寅二など親戚の最期を描くことが多いので暗い印象がある。モデル不明の「冬の櫛」が、幽霊が出てくるけれどもまあ佳編だった。
関連する文学賞
- 川端康成文学賞 第14回(1987年) ・受賞