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素人庖丁記

講談社エッセイ賞

素人庖丁記

嵐山光三郎

『素人庖丁記』は嵐山光三郎による、事実や資料を手がかりに、対象の輪郭を丹念に追う作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

記録人物像時代社会

作品情報

『素人庖丁記』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

講談社刊行の『素人庖丁記』に収められた作品です。『素人庖丁記』は嵐山光三郎による、事実や資料を手がかりに、対象の輪郭を丹念に追う作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1987-11-01
ページ数
237ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062035743
ISBN-10
406203574X
価格
880 JPY
カテゴリ
本/暮らし・健康・子育て/クッキング・レシピ/男の料理

第4回(1988年) 講談社エッセイ賞受賞

レビュー

  • 放埓に突き抜けるユーモアエッセイ

    毎回1つの食材、食にまつわる情景を軸に縦横無尽、おもいつくくまま展開するエッセイが16篇。 着眼点の秀逸、王道を行くユーモア、極上のエッセイである。 あまりの放埓さに「ホントかよっ!!」と突っ込みをいれたくなること多々あり。 でもおもしろい。

  • 押しつけがましくない表現

    読むとお腹が空きます。 嵐山さんの料理の表現はよくネタにされる「まったり」とか そういう押しつけがましいものではなく、直接胃袋に響きます。 おそらく嵐山さんご本人が料理というか食べものというか、 「食べる」行為そのものが好きでしょうがないからだと思います。 そこがいわゆる「料理評論家」ではなく「素人庖丁」なのでしょう。 もっとも、「料理評論家」の表現が好きなひとには あまり向かない本なのかもしれません。

  • 古い作品だから仕方ないが

    ぶっ飛んだ食を考える、いいものを食べたレビュー、日常の食 といろいろ書いてますが、今読むとまぁ古いです 今どきはレビューサイトだのYoutuberだのがやってるような事しか無いんだけど、 この当時にそういう発想をしてたいう、元祖の面白さですね ただ、病院食をくさすのはいただけない 自分の不摂生で入院したのにその食事がまずいと文句付けるとか、、、 美味しい病院食が食べたければ相応のお金を払えばいいんです それを出来ずに過去に食べた美味しいもの自慢をしても仕方がない 読んでて気分悪くなりますね

  • 食の世界を広げる

    1987年に出た単行本の文庫化。 「素人包丁記」シリーズの第1冊。 嵐山氏が究極の「食」を追求した本である。といっても、かならずしも美食を探すのではない。むしろ食の実験といった方がいいだろう。 タケノコの章をとってみれば、火事にあった竹林から掘り出したタケノコが美味いと聞き、オープンで土ごと焼いてみたりするのだ。結果はいまいちだったようだが、その執念がすごい。ほかにもジャムのおむすびを考えてみたり、カレーの風呂を構想してみたり。 恐ろしいけれど面白い。食の世界がどこまでも広がっていくような、独特のアイデアに満ちた本であった。 どんどん下手物の方向に進んでしまうのが、ちょっと残念。

  • 食を楽しむ

    カレーについて、以下のように書かれている。 「めざすは泥」。カレーは、泥そのものである。ぬかるみである。豊穣なぬかるみだ。 それだけでもう、本書を手に取った偶然に感謝。 ちょっと酔狂なことでもしてみようか、という気になる。

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