作品情報
『機関車先生』は、小説を入口に人間の心の動きを描く作品。
瀬戸内の島の学校に赴任した口のきけない教師と子どもたちの交流を描く小説。静かな優しさと別れの痛みが深い余韻を残す。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1994-07-01
- ページ数
- 233ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062062633
- ISBN-10
- 4062062631
- 価格
- 126 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
久しぶりに現れた傑作。先生と生徒の学園小説! 瀬戸内海の春、波光きらめく島にやってきたひとりの男。直木賞作家が描く感動的長篇! その朝、桟橋に着いたばかりの連絡船からひとりの男が島に降り立った。男は春の陽にかがやく山の緑をまぶしそうに見てから、島をぐるりと見回した。……彼は坂道の途中で海をふりかえった。春の海は高く昇った陽差しに紺碧にかがやいていた。波を蹴立てて連絡船が進んでいた。白い波の尾が銀の帯を流したように揺れる。「ひょっとしてここは自分がずっと探していた土地なのかもしれない……」吉岡誠吾はそう心のうちでつぶやいた。その時背後で誰かが自分を見ているような気配がした。ふりむくと蜜柑の木蔭からひとりの少年が誠吾をじっとみつめて立っていた。──(本文から)
昭和25年2月9日、山口県防府市に生まれる。昭和43年、立教大学に入学し野球部に入部。卒業後、広告代理店に勤務。CMディレクター、舞台演出等で名声を博する。昭和56年、「小説現代」誌上に『皐月』を発表し、文壇にデビューする。著書に絶賛を博した第1作品集『三年坂』(講談社刊)のほか、『峠の声』(講談社刊)、『海峡』(新潮社刊)、『乳房』(講談社刊・吉川英治文学新人賞受賞)、『受け月』(文芸春秋刊・直木賞受賞)、『白秋』(講談社刊)等がある。
レビュー
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面白い
面白いかったです もう新作が出ないのが寂しい
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わけありですが、、、
この小説の舞台が好きです 年に数回泊まりに行きます 友人に「土産」として配っています 先日は、韓国で日本語を勉強している中学生にも「これおもしろいよ」と。
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スッと読めちゃう
純粋に面白い
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感動もの!
いい話です。孫に買ってあげました。
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現代の標準
島にやってきたとても大柄な先生は、言葉が不自由だ。剣道と喧嘩が強い。 生徒たちの尊敬を集め、島民から慕われる。老婆からはこう言われる。 「人間にはこの世に生を受けてやらねばならんことがいくつかあります。そのひとつが 家族をもつということと、この婆さまは信じております」 現代はこういう設定がが標準なんでしょう。障碍者で、生い立ちが不幸である。 体が大きくて、強いことが男らしさである。結婚観は伝統的。 現代を定位するような作品です。
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病気により喋れなくても、心が通じること。
機関車先生が、チンピラに暴力をやらせるままにしたことの理由が分からないこと。
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いい話だったらしい。
テストに使われていたのが気になり、出典から購入。息子がすんごくいい話でこれは本当にかってもらってよかった。と感想をのべておりました。
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汚い本でした。
表紙が薄汚れ、カビが点々と付いていました。
関連する文学賞
- 柴田錬三郎賞 第7回(1994年) ・受賞