日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
氷の海のガレオン

群像新人文学賞

氷の海のガレオン

木地雅映子

天才を自認する十一歳の少女の一人称で進む、独特の言文一致体の青春小説。第36回群像新人文学賞優秀作として刊行された。

青春言文一致体成長

作品情報

わたしは、天才だと信じている。

講談社刊の単行本。のちに文庫版『氷の海のガレオン/オルタ』が出た。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1994-10-01
ページ数
220ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062070348
ISBN-10
4062070340
価格
10000 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

Amazonで木地 雅映子の氷の海のガレオン。アマゾンならポイント還元本が多数。木地 雅映子作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また氷の海のガレオンもアマゾン配送商品なら通常配送無料。

レビュー

  • 木地雅映子さんの作品が大好きです!!

    中古ですが、とても綺麗でした。 木地雅映子さんの過去作品が、もう出版社でもないみたいで、どうしても読みたくてAmazonで購入しました。 氷の海のガレオンは素晴らしい作品でしたが、オルタが私にはすっごく良くて…。 大切にします!!

  • 状態は良くはありませんが、適当な価格です

    図書館のリサイクル品ですが、他のサイトの価格と比較して適当な価格と思います。

  • 思春期に、

    戻れるかな? この本で 完璧ピカピカなストーリー

  • ヤングアダルト小説のレジェンド名著

    主人公杉子の描写もそうですが杉子の両親の描写もすごく良いです。「変わっている」ことの苦しみと、他人と分かり合えたときの喜び、周りの冷たさ、主人公にやたら粘着してくる女の子(こういう子本当にいるよねという描写力)、杉子の弱さ、母の弱さ… 冒頭のフレーズに惹きつけられて読んだのですが本当に良かった!

  • 幼少時の危うさを思い出したい誰かへ

    "自らを天才だと信じて疑わないひとりのむすめがありました。斉木杉子。十一歳。ーわたしのことです。"説明し過ぎない透明感のある本書は"ふつう"や"変なやつ"とはいったい何を指すのか?を問いかけてくる。 個人的には"のん"の愛読書と知って、彼女はどんな気持ちで読んでいたのかな?とか、転勤一家で幼少時から様々な学校で"ふつう"として、あるいは"天才"として見せたり、思ったりする事で自分を守っていた過去を思い出し、モヤモヤした。 "のん"ファンの誰か。あるいは幼少時の危うさを思い出したい誰かにオススメ。

  • 知的エリートの栄光と悲惨,少女篇

    学校とは無関係に,家で何時の間にか自分の個性を確立してしまい,知的エリートとして周囲から孤立してしまう現象は必ずしも稀ではないのだろう.この場合,個性は非寛容性が強いので,エリート同士の連盟などは考えられない.そして知的水準が高いので,小学校程度の教育を外から与えて貰う必要もない.それだけに,通学してクラスの連中と折り合いをつけるのは苦痛以外の何物でもない... このような事情の女の子の内面を容赦なく散文詩的なスタイルで画き出したのが 氷の海のガレオン である.私にも経験があるのである程度理解できるが,タイトルの意味が不明だし,なぜスズキなど奇妙な名の弟がいるのか一切説明がないので,この世界に入り込んで主体的に味わうことが不可能である.なぜここまで読者を無視できるのかは,作者の勝手かも知れないが納得が行かない.作者自身知的エリート過ぎる為だろうか.

  • よんでください

    学校で疎外感を感じたことのある人に読んで欲しい。特に、疎外感を感じたけれど、ついつい周りの「友達」に合わせて何の疑問も感じていないように楽しげにふるまってしまった人。本当の友達ってなんだろう、と、私はこの本を読んで思いました。当たり前の話ですが、世の中にあたしほど変わってる人間ていないんじゃないだろうか、あたしってこんなんでこの先生きていけるんだろうか・・そんな事を思っているのは自分だけじゃないんだなと、落ち込んだ気分のときに読んでいて思いました。ちょっと気持ちが楽になりました。この本には三本お話が入っていて、どの話も共通点が非常に多いです。私はタイトルが好きで読んでみたら、話の内容もすごく好きでした。

  • 表紙も内容も

    初めて市立図書館で読んでから十年になります。 背表紙に惹かれ手に取ったのですが、後にこの表紙を漫画家松本大洋が手がけていたことを知り、大変驚きました。 書き手が自分の過去に陶酔しただけになりがちな題材(孤独感、十代、)を、読者を不快にさせることなく最後まで気持ちよく書き上げています。 内容と装丁が一体となっているような素敵な一冊。十代の頃の話はちょっと…という方にもおすすめです。

関連する文学賞