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子どもたちの戦争: かちかち鳴るおもちゃが、心の中で手榴弾に変わる

産経児童出版文化賞

子どもたちの戦争: かちかち鳴るおもちゃが、心の中で手榴弾に変わる

マリア・オーセイミ

『子どもたちの戦争』は、レバノン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モザンビーク、エルサルバドルなど、戦火の下で暮らす子どもたちの証言を写真とともに伝えるノンフィクションである。日常を奪われた子どもたちが抱く恐怖、喪失、そして平穏への願いを記録する。

戦争子ども証言写真平和

作品情報

戦火の中で生きる子どもたちの声を、写真と証言で伝えるノンフィクション。

著者は紛争で深く傷ついた地域を訪ね、子どもたちへの聞き取りを行った。記録された体験は、暴力と恐怖が子どもの心身や家族の日常に及ぼす影響を具体的に示し、安心して暮らし学ぶことへの切実な願いを浮かび上がらせる。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1997-08-01
ページ数
158ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062084956
ISBN-10
4062084953
価格
3150 JPY
カテゴリ
本/ノンフィクション/思想・社会/戦争/虐殺

ボローニャブックフェア最優秀図書賞受賞 世界じゅうのあまりにも多くの場所で、子どもたちは自らはまったく責任のない戦争のために、その人生をだいなしにされ、つらい日々を送っている。 死と恐怖と破壊の中で、子どもは、生きるために必死で生きる。 多くの子どもは、暴力と憎悪によって深い傷を負いながらも、将来への夢にすがりつく。子どもたちの夢は、悲しいほどにシンプルだ。安心して通りで遊び、殺される不安から解放されて学校に通い、おなかがすいたら食事をとり、家庭があり、家族がそばにいてくれる日が再び訪れる、という夢である。 マリア・オーセイミは、戦争によってもっとも疲弊した4つの国、レバノン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モザンビーク、エルサルバドルへわたり、砲火の中で暮らす子どもたちにインタビューをした。現実を容赦なくとらえた写真と、直接子どもたちからきいた忘れがたい彼らの体験を通して、オーセイミは、戦争がいかに子どもたちの肉体と精神を破壊するかを生々しく描きだした。 しかし、なによりも衝撃的なのは……。彼女がいままでに取材した数多くの戦争の中で最悪なのが、アメリカの首都で行われている「宣戦布告なしの戦争」だという点にあるだろう。ワシントンDCをはじめとしてアメリカじゅうの路上で日々くりかえされているこの戦争は、若い命をずたずたにし、「戦争の悪夢」がわたしたちの間近にせまっていることを教えてくれる。本書は、たとえそれが悪夢のようであっても、なんとか生き延びて、もう1度世界と向き合おうとする子どもたちの人生を垣間みせてくれる。――(原書のカバーより)

【マリア・オーセイミ】 ドキュメンタリー映画の監督。最新作はレバノンに住む子どもをクローズアップした“Childhood Lost”(失われた子ども時代)。サンフランシスコ・フィルムフェスティバルのゴールデンゲート賞選外佳作、シカゴ・インターナショナル・フェスティバル優秀賞など、数多くの賞を受賞。現在はレバノンのベイルートとニューヨークを往復する生活を送っている。 【落合恵子】 1945年生まれ。作家。子どもや女性、社会構造的周辺の「声の小さい側」に置かれた声をテーマに執筆活動を続ける。それと並行して、子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウスを主宰。月刊「クーヨン」発行人。「週刊金曜日」編集委員。最近の主な著書に『風光る』(講談社)、『生命(いのち)の感受性』(岩波書店)。その他、翻訳書、児童図書など著書多数。

レビュー

  • まず知ろう!!

    いたってキレイな状態でした。問題ないです。日本にいたのでは分からない世界の現実。どうすれば、、、、??

  • 世の中の必読書です

    私たちがいかに恵まれていて、いま私たちに何ができるのか。 格差社会が叫ばれている今、貧しいというのがどういうことなのか、不幸というのはどういう状態を言うのか、本当の意味で知るためにも、ぜひ私たちが読まなければならない本だと思います。写真集のような、絵本形式で描かれていて、字も大きく、振り仮名もあり、だれにでも読めるような本になっています。自分たちの置かれた立場を考え直すためにも、全ての人に手にとってほしい本です。

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