作品情報
野間文芸新人賞で注目された、藤野千夜の個性がうかがえる作品。
『おしゃべり怪談』は、野間文芸新人賞の受賞作として知られる作品である。純文学、小説の領域で読まれ、題名が示す世界や問題意識を通じて、作者の表現の特徴に触れられる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1998-09-01
- ページ数
- 191ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062093767
- ISBN-10
- 4062093766
- 価格
- 5000 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
いつもは見えない心のほころびに、そっと触れる短篇小説集 私は今日900個くらい嫌なことがありました 退屈ですか?怖いですか?案外愉快ですか?ラブリーかもしれないけど少し切ないような気もします――ふだんは見えない心の綻びをリリカルに描く大型新人登場。 ●藤野千夜の主人公たちは女の子のダンディズムを感じさせる。電話での長話みたいに何でもいっちゃう小説が多いなか、彼女の作品は、留守番電話に吹き込まれたメッセージのように、端的で、すがすがしい――斎藤美奈子氏 ●藤野千夜の「ラブリープラネット」は楽しめた。この作品は世間が障害や歪みとしかとらえない存在を、苦笑や哄笑とともに受け入れて、そこに揺れ動くナイーブな神経を温かく慈しんでいる。いうなれば秩序が崩壊したその先から、戻ってきた目線で描いている。おどろおどろしさではなく、優しさによって性のアンバランスがすくい取られているところにこの作家の一種の未来性を感じる――清水良典氏
1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒業。1995年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞受賞。著書に『少年と少女のポルカ』(ベネッセ)。
レビュー
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良品でした
ありがとうございます。期待以上の良品でした。
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昔の本なのかな?あまりいい状態ではなかったです。
本がちょっと汚かった。
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アメリカかぶれか。
とにかく小説なんだろうが、まともに読めない。表題作はちょっと意味不明だし、麻雀をやらない人間には何の面白さも感じられない。ロサンゼルス・ドジャースとかよく知らない単語が妙なところで出てきて、アメリカかぶれかと思ってしまう。
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ポップでありながら、どこかやるせない読み心地
どこか執着心の弱い人々の暮らしを淡々と綴る短編集。 感じないこと。あきらめること。執着しないこと。なんとなく生きること。それらは、傷つかないための最高の方便かもしれない。でも、現実に人はそれをできはしない。
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不思議な感覚。
怪談とありますが、別にオバケが出てくるわけではありません。『BJ』『おしゃべり怪談』『女生徒の友』『ラブリープラネット』の4編が収められています。しかしちょっと語呂が面白い『おしゃべり怪談』が、予想外の恐さです。話としては、雀荘に若い男が立てこもり、その場に居合わせた女性4人が延々と麻雀を続けさせられると言う話なのですが、最後が恐いです。読んだ時鳥肌が立つほど恐かったです。これが怪談なのか!と合点がいった次第です。そして太宰治の「女生徒」を藤野流にアレンジした『女生徒の友』が結構面白いです。太宰節を上手く踏襲した上で、現代的アレンジを加えて一人語りで語られる文脈が、重たい内容とは裏腹であっけらかんとしてる具合が、恐いです。しかしこうして改めて読んでみると、女生徒はブッてる感じがひしひしと伝わってくるような主人公だったんだと再確認しました。結構周りにいたらイヤなタイプな気がします。一様に淡々としていますが、その中にちょっとした恐さが顔を覗かせます。不思議な本です。
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ん〜
短編集です。 え?それで終わり?って感じで、起承転結の起承で終わってるものや、 起承転で終わってる感のある話が多くて、ちょっと戸惑いました。 確かに、なんでもかんでも書けばいいってもんじゃないけど、 一話目はちょっとどうかと… まぁ、その繰り返しの日常が続くってことなんでしょうけどね。 読みやすくはありましたが、キャラの歪みの心理描写が、 なんとも居心地が悪かったです。
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- 野間文芸新人賞 第20回(1998年) ・受賞