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夜の明けるまで: 深川澪通り木戸番小屋

吉川英治文学賞

夜の明けるまで: 深川澪通り木戸番小屋

北原亞以子

深川の木戸番小屋に集う人々の事情を、温かなまなざしで描く時代小説集。過去を抱えた夫婦のもとへ訪れる男女の姿を通して、人情と再生の時間を丁寧に描いています。

時代小説深川人情再生

作品情報

夜の明けるまでは、北原亞以子の作品世界を端的に伝える一作です。

深川の木戸番小屋に集う人々の事情を、温かなまなざしで描く時代小説集。過去を抱えた夫婦のもとへ訪れる男女の姿を通して、人情と再生の時間を丁寧に描いています。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2004-01-01
ページ数
241ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062121972
ISBN-10
4062121972
価格
600 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第39回(2005年) 吉川英治文学賞受賞

レビュー

  • シリーズ最高傑作!

    『深川澪通り』シリーズ四冊目の連作短編集。 そして第39回吉川英治文学賞受賞作。 謎解きの要素はもう殆どない。 普通の人情物のように、男と女の人生の屈託が すっきり解決されることもない。 深川に棲む、訳アリの木戸番夫婦が、 市井の泡のような心情の吐露に、 ただ耳を傾けるだけの短編が続く。 しかし、その一歩引いた優しい心根に、 読者は涙せざるを得ない。 地味かもしれない。 しかしシリーズ最高傑作である。

  • 最後の作品にほっとしました。

    このシリーズは、最初の『深川澪通り木戸番小屋』がいちばん好きです。 笑兵衛・お捨夫婦を中心に話を進めてほしかったのですが、作者の考えもあったの でしょう。 2作目からは、その路線から離れていきました。 4作目『夜の明けるまで』も、なかなか重いものを引きずった女性が中心に描かれて いて、読むのがいささか疲れました。 しかし、最後の「第八話 ぐず」には、ほっとしました。 15年の時を経て幸せを掴んだ二人に温かいものを感じながら読み終えました。

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