日本の文学賞

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東京駅之介

小説現代長編新人賞

東京駅之介

火田良子

戦後の混乱期、東京駅で眠り、食べて生きる少年の「陰の現実」を描く青春群像劇。

戦後東京駅青春群像劇

作品情報

第2回小説現代長編新人賞奨励賞作品。応募時の「東京駅太郎」は刊行時に『東京駅之介』へ改題された。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2007-10-16
ページ数
221ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062143219
ISBN-10
4062143216
価格
500 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

東京駅の片隅。今日生きるか、明日死ぬか。昭和二十四年、東京駅の便所に捨てられた赤子は、東京駅之介と名付けられた。引き取られた家族は崩壊し、少年は独り東京駅に戻る。「運命」を問う傑作青春小説。

レビュー

  • おすすめです!

    戦後間もない東京駅の姿が生々しく描かれていて、普段見慣れたはずの現在の東京駅が、にわかに色を変え、音を響かせ、臭気を帯びる。 大人でさえ生きることが容易ではない時代に、生まれてすぐ捨てられ、たくさんの困難にぶつかっても、運命を受け入れて生き抜く主人公の純粋さは、不幸の中にも絶対的な希望を与えてくれる。 読み出しは、ちょっと堅くて読みにくいかも・・・と思ったけど、読み進めるにつれてリズミカルな文章に一気読みでした。

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