作品情報
海へ向かう小さな冒険が、少年に風を受けて進む感覚を思い出させる。
優秀な兄と比べられ、受験にもつまずいた海生は、祖父が残した海の記憶に導かれる。友人や犬と過ごす旅の時間が、家族への思いと自分自身への信頼を少しずつ結び直していく。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2009-03-28
- ページ数
- 322ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 15.3 x 2.2 x 20.7 cm
- ISBN-13
- 9784062149945
- ISBN-10
- 406214994X
- 価格
- 672 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物
「かはたれ」の作者が贈る、渾身の最新作 「かはたれ」「たそかれ」の朽木祥の新作。河童の八寸を描いた著者が、新作では中学生を主人公にした、リアリズム文学に挑戦。少年達のひと夏の物語です。
レビュー
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海と空と風を感じる素敵な物語
磨き抜かれた言葉の力を感じさせる素晴らしい文章を堪能しました。 この世界が、美しいと思える幸せ、命のきらめきを感じる素敵な物語。 主人公・海生のおじいちゃんが、なんともかっこいい、いい男です。 かっこ悪い大人たちにうんざりしてる、若い男の子たちに、ぜひ読んで もらいたい。気持ち良い風が吹き抜けて、歩き出す背中を押してくれるような 一冊です。
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多くの青少年に読ませたい物語(大人も引き込まれる)
この本を先に読み終わった夫が「男の子に是非読ませたい物語だ!」と言っていた意味がやっと分かりました。 冒険小説としても、リアルで豊かな表現は、読者を引き込んでいきます。「こんなところへ行ってみたい」「こんなことをしてみたい」「えっ?本当?」と、青少年の好奇心や冒険心に火を付けるでしょう。 この物語の素晴らしさは、それだけではありません。友情について考えたり、思春期の迷いやコンプレックスを払いのけたりしてくれるような大切な言葉に出合い、「そうなんだ!」と顔を上げるきっかけをくれる本になるのではないかと思います。 主人公の両親よりもずっと年上の私も、話の展開にワクワクしたり、犬の仕草を想像しては吹き出したり、おじいちゃんの言葉に涙したりする場面がありました。 一人でも多くの青少年が、この本と出合えて、自分自身と向き合えたらいいなあと思います。
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すべての少年たちに、またかつての少年たちに
すべての少年たちに、またかつての少年たちに、心躍る冒険物語であるとともに、さわやかなメッセージを伝える物語。これはリアリズムではない、むしろ上質なファンタジーだ。かくありたいと思う姿を伝えてくれる、という意味で。続編はあるのだろうか?それだけが気になる。
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