日本の文学賞

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アルファマン・リターンズ

ワルプルギス賞

アルファマン・リターンズ

久楽健太

かつて世界を救ったヒーローが、変身できなくなった現在から再び立ち上がる小説。特撮的な設定と、夢を失った大人の再起が結びつく。

文学賞受賞作人物の選択記憶と関係性

作品情報

アルファマン・リターンズは、久楽健太の受賞作として、題名のモチーフから作品世界へ読者を導く。

かつて世界を救ったヒーローが、変身できなくなった現在から再び立ち上がる小説。特撮的な設定と、夢を失った大人の再起が結びつく。

レビュー要約

  • 題材の明確さと読みどころの強さが評価されている。物語や論述の推進力があり、人物やテーマに踏み込む構成が読後の印象を残す。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2012-11-01
ページ数
393ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062180108
ISBN-10
4062180103
価格
1430 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

「俺はかつてヒーローだった」 10年前、世界を救ったヒーロー「アルファマン」こと工藤勇斗は、今やしがないヒーローショーのスーツアクターとして日々をすごしていた。周りのダメ人間ズとともに、ダメダメな生活を送る工藤だったが、ある日彼の日常を根底から破壊するニュースが届く。ポイズンと名乗る人物が、連続毒殺事件を起こしたのだ。その目的は、「アルファマンを斃すこと」。苦悩する工藤だったが、アルファマンに変身する方法はもはやない。どん底の中で彼が下した決断は!? 「俺には自分の命より大事なものがあるんだよ!」 ネット上での才能発掘を目指すサイト「プロジェクト・アマテラス」で行われている、小説新人賞「ワルプルギス賞」の第一回受賞作品。かつて「ヒーロー」だった男が、再び立ち上がる!

久楽 健太 WEB上のみで募集した新人賞「ワルプルギス賞」の第一回受賞者。受賞作は『アルファマン・リターンズ』。1987年千葉県生まれ。日本大学文理学部卒業。好きな作家は、島田荘司。

レビュー

  • 明日への元気が沸いてくる本

    とにかく面白い。 ヒーロー物だけに主人公視点で物語が進むと思いきや、 味方や敵の視点も非常に丁寧に描かれており人間味のある作品に仕上がっています。 ラストは衝撃的。続編を含ませる内容は今後に期待。 大切な人を守るために今立ち上がらなければならないと強く感じました。 明日への元気が沸いてくる本です。

  • 期待を裏切らない。

    まず少年心をくすぐる装丁がいい。文章もしっとりと落ち着いていて読みやすい。 哀愁漂う設定に、敵側までも含む登場人物たちの丁寧な内面描写、クライマックスでのスカッとする演出と、 予想は裏切るが期待は決して裏切らないしっかりとした造りの、良い意味での王道さを感じさせる一本。 メタルナイト、好きです。

  • 役目を終えたヒーローが立ち上がる!

    なんとなく書店で手にとって見たがなかなかの良作だと思った。 昔、地球を救ったヒーローが、特に報酬を得ることもなくヒーローショーのバイトするシーンから始まる。 皮肉にもそのショーが自分自身のことだからたまらない。 それからだらだらと停滞した日々が続き、かつての敵に会ったり、10年ぶりに敵が現れ立ち上がらなければならない状況に主人公は追い込まれる。 これが非常にテンポよく描かれあっという間に読了。 映画で見てみたいと思った。 けっこうオススメ!

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