講談社 大坂オナラ草紙
絵を描くのが得意な小学五年生の平太が、祖父の古文書をきっかけに江戸時代の大阪へタイムスリップする児童文学。現代の学級新聞と江戸のかわら版、人相書きと似顔絵を重ね、書き記すことが人と時代をつなぐ力を描く。
作品情報
オナラで時代を行き来する少年が、絵と新聞を通して人を傷つける怖さと伝える喜びを学ぶ。
第58回講談社児童文学新人賞佳作入選作。似顔絵で友だちを傷つけて以来、人を描かないと決めていた平太が、江戸時代で出会った少女を救うために人相書きを描く。現代の学級新聞コンテストと江戸のかわら版屋での経験が重なり、表現が誰かを傷つけることも救うこともあると知っていく。
レビュー要約
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作品紹介では、江戸時代の調査に基づいた設定と、書くこと・描くことを通じたつながりが注目されている。ユーモアのある設定の奥に、子どもへ伝えたい人と人の関係が置かれている。
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読者からは、江戸の大阪へ飛ぶ設定の楽しさや読みやすさが評価される一方、導入の仕掛けにやや強引さを感じる声もある。歴史への入口として親しみやすい作品と受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2018-06-07
- ページ数
- 226ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.6 x 1.9 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784062210799
- ISBN-10
- 4062210797
- 価格
- 1430 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物
小5の平太は絵を描くことが得意だが似顔絵で友達を傷つけ、もう絵を描かないと決めていた。ある日平太は祖父の古文書を見て江戸時代へタイムスリップしお篤と出会う。泥棒と疑われたお篤を救うために描いた人相書きが評判となるが、食べすぎたおいものせいでオナラをしたとたん、現代に戻ってしまう。その後も平太は、オナラを駆使して現在と過去を行き来、現代では学級新聞コンテスト、江戸時代ではかわら版の絵師に挑戦する。 平太は大阪で暮らす小学五年生。特技は絵を描くことだが、転校前に描いた似顔絵で友達を傷つけ、もう人は描かないと決めていた。 ある日、平太はおじいちゃんの古文書を見ているうちに、江戸時代へタイムスリップし、同い年の少女・お篤と出会う。泥棒の疑いをかけられたお篤を救うために平太が描いた人相書きが評判になるが、食べすぎたおいものせいでオナラをしたとたん、現代に戻ってしまった。その後も平太は時空を行き来し、現代では学級新聞コンテストへの挑戦が決まり、江戸時代ではかわら版屋の絵師として雇われて、「象さま行列」の絵を描くことになる。過去との出会いにより、現在と未来の自分達についても考えるようになる平太。古文書、瓦版と新聞、人相書きと似顔絵・・・・・・今も昔も「書き記すこと」によって時間や距離を超えて繋がっていく人と人との絆を描く、人情溢れるエンターテイメント小説。確かな構成と文章力で「もしこの新人賞がエンターテイメントの賞だったらこの作品が優勝でした」と選考委員から絶賛された作品です。 目次 1,タネもしかけもないノート 2,オナラで御免! 3,新聞係はバラバラ 4,盗人と人相書き 5,学級新聞コンテスト 6,象様のお通り 7,打倒、五年一組! 8,笑顔が見たくて 9,百年後の未来へ
レビュー
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大人も楽しめる
タイムスリップの話はよくありますが、 「おなら」っていうのが子どもに受けていました。 江戸の町の話もあり、なるほどと大人が読んでも楽しめます。
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おもしろかった
オナラとあるけど、ギャグとかではないです。 絵を描くのが大好きで得意だったが、とあることから描くのをやめてしまった男の子。 江戸時代にタイムスリップしてしまうという話。 時代が変わると当たり前だけどいろいろ変わるんですね。 オナラで元の世界に戻れるってのがふしぎ。 読みやすくておもしろかったです。