ローズ (講談社文庫 す 15-1)
十九世紀末の英国炭鉱地帯を舞台に、失踪事件を追う男を描く歴史ミステリーです。
作品紹介
作品情報
十九世紀末の英国炭鉱地帯を舞台に、失踪事件を追う男を描く歴史ミステリーです。
十九世紀末の英国炭鉱地帯を舞台に、失踪事件を追う男を描く歴史ミステリーです。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1997-04-01
- ページ数
- 600ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062635400
- ISBN-10
- 4062635402
- 価格
- 10 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
ウィガン――そこは女王や教会の権力も及ばない独立した“王国”だった。住民の敵意に満ちた視線を浴びながら、忽然と姿を消した牧師補を追い求めて炭坑町をさまよう鉱山技師ブレア。探索の途次、目の前に現れた謎の女ローズ。めくるめく陶酔とサスペンス!名作『ゴーリーキー・パーク』の巨匠が放つ、ミステリー大作。
北澤和彦 1951年、東京生まれ。東北大学文学部卒。出版社勤務を経て翻訳者に。 ケラーマン『プライヴェート・アイ』『デヴィルズ・ワルツ』、リテル『最初で最後のスパイ』(新潮文庫)、ハイアセン「ストリップ・ティーズ」(扶桑社)など翻訳書多数。
レビュー
-
19世紀のイギリスの炭鉱町の事情がよく判る歴史サスペンスの傑作
19世紀のイギリスの炭鉱町で落盤が起こり、失踪した牧師補を探すため主人公が派遣されるが・・・というお話。 まず、舞台となるウィレンという炭鉱町の描写がお見事。行ったことがないし見たことがない人でも臨場感を持って読者に体験させるその筆力に感服します。それと各登場人物の造形が素晴らしく、この時代ならこういう人がいたであろうと思わせる様々なキャラクターに思わず物語の中の引きずり込まれます。落盤事故の模様も生なましく結構迫真的な所にこの著者の才筆を感じさせます。600ページ近くある大作ですが、中だるみや集中力を欠くような所もなく最初から最後まで一気読みできる所も流石名作「ゴーリキー・パーク」を書いた人だなと頷いてしまいます。 著者の才筆に唸る大作。是非ご一読を。
関連する文学賞
- ハメット賞 第6回(1996年) ・受賞