作品情報
大自然の静けさの中で、猟区管理官が土地と命を守るため事件を追う。
C・J・ボックスのデビュー長編で、ジョー・ピケット・シリーズの出発点。日本では講談社文庫から刊行後、創元推理文庫でも再刊され、自然ミステリーとしての緊張感が支持されている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2004-08-01
- ページ数
- 366ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062748445
- ISBN-10
- 4062748444
- 価格
- 52 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
新人賞史上初の4冠! (アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、ガムシュー賞) エドガー賞最終候補!超話題の大型作家登場! 新米猟区管理官ジョー 普通の男が大切なものを守るとき―― ストレートに心うつ傑作 ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット。気持ちは優しいが、州知事を偶然検挙してしまうような不器用な男。ある日裏庭で娘と見つけた死体は、かつて彼の銃を奪おうとした密猟者だった。次いでキャンプ場にも2人の死体が……。「新ヒーロー誕生」と全米で絶賛され、主要新人賞を独占した、大型新人登場!
レビュー
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一見地味でも、底力のある男
“長編シリーズもの”らしく、のんびりとした滑り出し。あまりパッとしない主人公に、しばらく退屈感があったが(直前に読んだ小説の内容とヒーローがかっこよすぎた)、物語は終盤に大きく動き、俄然おもしろくなり、読み止まらなくなってしまった。 この一見地味だけど底力を潜めているジョー・ピケットに、一転して魅力を感じた。真の男だ!お堅過ぎず融通が利くところもいい。加えてラストの文章から、娘シェリダンも今後いいパートナーとして成長するのかなと楽しみになった。 悪人の始末のつけ方にも私は満足。 アメリカの大自然の風情がいい。寒冷な気候は、自分が生まれ育った北海道東部を思い起こす。 文中の前猟区管理者ヴァーンが語る、絶滅危惧(危機)種が発見されることの弊害については、共感もできた。しかし罪のない動物を虐殺することは許せない。 とにかくおもしろかった。 本シリーズは近日14作目が出版されるようだ。ゆっくりと順番に読んでいこう。楽しみがまた増えた。
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苦手なタイプの主役
すごく個人的に意見だが、 サスペンスを読むに当たって、一番重要なのはやはり主人公。 私の好みは、 ・性別:女性 ・職業:FBI、CIA、刑事、医者(精神科医)もしくは検死官 (警察などの一定の権力を持っていないと、「捜査」がうまくいかないことに、歯噛みしてしまうから) ・舞台:都会 ・独身(恋人がいたり離婚経験があってもいいけど、「家族」がいるのはイヤ;子供がいるのはもってのほか) さてこの作品は、私の好みとまったく逆。 それでも星4つ。 逆すぎて、はまった。 すごく庶民で、家族を愛し、ちょっとまぬけっぽいけど、猟区管理官・夫・父として頑張るジョー。 正義感と家族愛で行動する。 娘のシェリダンの気持ちが痛いほど分かる。 「秘密にしておかないと、家族を傷つける」と脅され、葛藤しながら従う。 小さな彼女の勇気に、ますますはまる。 続編もすでに出版されている。 どうやら本来の2作目ではなく、3作目だという。 なぜ、訳してくれない!! 原文でもいいけど、時間がかかりすぎる・・・涙 とにかく「凍れる森」も読むしかない!
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ジョー・ピケット大好き
ワイオミング州の猟区管理官ジョーが様々な殺人事件に挑む狩猟区管理官シリーズ。 ジョーの生真面目で融通は利かないけど常に正しいことをしようとするキャラクターが大好きです。 愛する家族や個性的な町の住人達。そして大自然と動物たち。 もがきながらあちこちに首を突っ込んで(笑)、徐々に真実に近づいていく愚直なカウボーイ、ジョー。 絶滅危惧種、自然破壊、土地開発に纏わる問題など、自然溢れるワイオミング州が舞台ならではのテーマが作品ごとにあります。そういった問題を絡めつつ事件が起こり、ジョーや家族が成長していきます。新作の発売が楽しみなシリーズです。
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はまるひとにははまるらしい
はまるひとにははまるらしい。
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絶滅危惧種的ヒーロー
まず舞台がいい。ワイオミング州のロッキー山脈に沿った自然の中、泣けてくるほど良い。 主人公はゲイリー・クーパーのようなヒーローと評されているが、ジェームス・スチュアートのようでもあると思う。 内容も近頃多い猟奇的で残虐な要素はなく、安心できるし、それでいて迫力もサスペンスもあり面白い。 こんな土地での、こんなヒーローが大好きな、絶滅危惧種の読者にとっては最高の贈り物。もちろんそうでない読者にも絶対に楽しめる。この作品に出会えて良かった!!
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確かに米国受けしそうです
読了後、なんだか名作洋画を視聴したような感じがしました。 主人公のジョーが、家族を守る為に変わっていく姿も良いのですが、 個人的には長女シェリダンの動向が、スリルがあってとても良かったです。 犯人への対処の仕方には、正しいけれど、少し残酷な気もしました。 洋画が好きな方は、楽しめると思います。 栞に主要登場人物が記載されているので、カナ文字の名前を覚えるのが 苦手な方でも安心です。
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やはり良いですね
文庫本で楽しんだ事を思い出してKindleでこの第1作目からの再読を始めました。 登場するワイオミングの景色、車、銃器などの写真を時々スマホで見ながらイメージを膨らませています。 主人公のジョーより私の方がはるかに歳は上ですが、こんな男になりたいなと思います。またしばらくこのシリーズをエンジョイします。
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ちょっとカッコ悪いヒーロー
クルーガーのコークのシリーズと共に、アメリカ、サスペンス、ピックアップトラック、大自然、田舎の悲哀って感じが好きです。しかも主人公が少しおっちょこちょいで、その点で最後までそわそわします。
関連する文学賞
- アンソニー賞 第17回(2002年) ・新人賞