二線級ラブストーリー (講談社ラノベ文庫 も 3-1-1)
平凡な高校生、生徒会長、憧れのクラスメイトの三角関係を、秘密の発覚から動かしていく青春ラブストーリー。華やかな事件よりも、届かない思いと関係のねじれを中心に据える。
作品情報
片思いと秘密が、生徒会の三人の関係を複雑に変えていく。
第3回講談社ラノベチャレンジカップ佳作受賞作として刊行。松尾家之助は月本紗姫に思いを寄せるが、紗姫は親友の一ノ瀬秋を見ている。秋の秘密を知ったことで、三人の関係が動き出す。
レビュー要約
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三人の思いが絡む構成と、あくまで気持ちを貫こうとする人物たちが印象に残ると受け止められている。派手さよりも青春のもどかしさを読む作品である。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2015-07-02
- ページ数
- 277ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784063814705
- ISBN-10
- 406381470X
- 価格
- 350 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
高校二年生の松尾家之助は、親友で生徒会長の完璧超人一ノ瀬秋、憧れのクラスメイトで書記の月本紗姫とともに生徒会に所属し、平凡ながらも楽しい高校生活を送っていた。そして家之助は紗姫への想いを自覚する。だが、どうやら紗姫は秋のことが好きな様子。どうすべきか悩む家之助だったが、そんなさなかに秋のとんでもない秘密を知ってしまう! その結果、家之助の、紗姫のそして秋の想いは複雑に絡み合って――? 第3回講談社ラノベチャレンジカップ<佳作>受賞作、華麗に登場!
レビュー
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癖者キャラ達をどうとるか
(ネタバレ含む) ストーリーを端的に言うなら、主人公は同じ生徒会の書記である月本紗姫のことが好きだが、その月本は生徒会長である 一ノ瀬秋しか眼中になく、さらにその秋は男だと公言しているが実は女の子でしかも主人公のことを病的なまでに愛している、 という三角関係もののラブストーリー。 これだけだとありがちに見えるが、このラノベの面白さはストーリーよりもキャラにある。メインヒロイン二人は最初こそテンプレそのまま という印象だが、秋の秘密がバレたあとは別キャラといってもいいほどの変貌を遂げる。秋は実は変態ストーカーで、月本は百合に目覚め、 しかも「秋とくっつくのを手伝ったら二番にしてあげる」と優等生キャラを完全に脱ぎ捨て、堂々と主人公を利用しようとする程である。 サブキャラも濃い奴ぞろいで、これらのキャラを受け付けるかどうかでこの作品の評価は変わってくると思う。 個人的に好きだったのは秋。単なる変態としてだけでなく、主人公が自分を裏切るような行動をとったときは我慢しつつも涙を見せるなど、 年相応の女の子としての描写もきちんとされており、笑えると同時に感情移入もできる良いヒロインだった。 逆に嫌いなのが妹の芽衣。作者としては主人公の良き相談相手として書いたのだろうけど、主人公への毒舌が過剰な上に、暴力まで振るうなど 最後まで見ていて苛々するだけのキャラだった。このキャラのせいで評価を一つ落としたくらい。 総評としては、最後がやや駆け足だったものの、大きな破綻もなく書ききった良作ハイテンションラブコメという感じ。 受賞作としてのクオリティはちゃんと備えており、興味があるなら買いかと。
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コメディタッチなぶっ飛びラブストーリー!
読み終わったら、確かに“二線級”だな!と納得させられます。一味も二味も違うラブストーリー。オリジナリティが溢れて良いですね! シリアスを上手くコメディで中和していて、楽しく読めるのもグッドです。軽快なやり取りに何度大笑いしたことか……! あんましネタバレしたくはないので言いませんが、キャラクターが色々とすごい。こんなひん曲がっていて、それでも人間味のある丁寧なラブコメはないのでは? オススメの一冊です!持崎先生の実力に魅せられました!
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テンプレ、王道、ハーレムなラブコメに飽きた人にお勧め
設定や一部の言動にラノベならではの非日常的な部分はあるが、肝心の恋愛は泥臭い、ラノベらしからぬ三角関係ラブストーリー 特に主人公の心理描写や言動が上手く描かれている 打算や計算、駆け引き、妥協、本音と建て前、そういったものが絡み合って、失敗しながらも、考えて、1つの答えを出す 決してキレイな話ではないので途中で不快に感じる人もいるだろうが、ストレートな話よりも変化球が好きな人にはウケるのではないか 最後はやや物足りない気がしないでもないが、この特殊な三角関係を締めるにはこれぐらいで良かったのかもしれない 単巻で完結のようだし、テンプレ、王道、ハーレム、これらのラブコメに飽きた人にお勧め