日本の文学賞

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蒼海館の殺人 (講談社タイガ アI 2)

本格ミステリ大賞

蒼海館の殺人 (講談社タイガ アI 2)

阿津川辰海

雨の降り続く青海館で連続殺人が起こり、名探偵を求めて訪れた少年が事件の深層へ引き込まれる。閉ざされた館と論理の応酬で押し切る、王道の本格ミステリ。

館もの連続殺人本格ミステリクローズドサークル

作品情報

濁流に沈みかける館で、逃げ場のない謎が始まる。

嵐のなかで孤立した青海館を舞台に、名探偵と少年が連続殺人の真相へ迫る。緊迫した空間設計と、手数の多い論理の積み上げが魅力の一冊。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2021-02-16
ページ数
640ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 2.4 x 14.8 cm
ISBN-13
9784065212073
ISBN-10
4065212073
価格
1320 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ 濁流押し寄せる館の連続殺人。 雨が止むころ、僕らは生きているのか。 ☆☆☆ 2019年『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がスマッシュヒットを記録し、 2020年『透明人間は密室に潜む』(光文社)が続々ランクインの26歳による最高傑作! ↓ ☆「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第1位 ☆「このミステリーがすごい! 2021年度版」(宝島社)国内編 第2位 ☆「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)第2位 ☆「ミステリが読みたい! 2021年度版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 第3位 ☆☆☆ 学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。 名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、 激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。 刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。 新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。

1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』(光文社)でデビュー。以後、『星詠師の記憶』(光文社)、『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)、『透明人間は密室に潜む』(光文社)を刊行し、それぞれがミステリランキングの上位を席巻。’20年代の若手最注目ミステリ作家。

レビュー

  • 面白い!

    文句なしに面白い! 一気に読んでしまいました。 途中その人物を疑った瞬間はありましたが、犯人が誰か、本当に最後の最後まで分かりませんでした。どんでん返し!騙されました。最高です。

  • 頭使う

    いやぁ、すごい、、 途中頭がこんがらがったけど、やっぱり引き込まれる文章力というか、もっと葛城と田所を見たい でも火事やら水害やら命の危機に晒されすぎて可哀想やから一旦穏やかな高校生活を楽しんでくれ、、、

  • 探偵不在のストレスと、約束されたカタルシス

    まず「紅蓮館の殺人」から読むことをお勧めした上で。 前作ラストからストーリーが地続きであるのと、脇役キャラの棘つく言動もあり、序盤は正直読むのキツかったです……。 が、中~終盤の急転直下はすごい!!無数のパズルピースが一気に組み立てられるようでした。 葛城の探偵としての血、そして一族の血が絡み合う物語。ラストは必読です。

  • よかった

    よかったです

  • 悩みぬき覚醒した探偵がアツい

    前作を読んだ時は、まだ高校生の割にやたら「探偵とは」みたいな定義にやたら拘り悩む探偵役「葛城」に違和感がある一方で、次々起こる意外な展開と謎解きのサービス満点感が非常に印象に残っていました。 今回の葛城は悩み過ぎて冒頭から引きこもっていて、ちょっと笑ってしまいました。 何を悩んでるのか、ちょっとついていけない感じは相変わらずですね。 今回も途中の意外過ぎる展開やら怒涛の五連暴露やら、一々読者を飽きさせない姿勢は素晴らしかったです。 いきなり出てくる田所兄も癖があっていいキャラでした。 家族全員の行動を予測し操る謎の黒幕「蜘蛛」の底知れなさ恐ろしさも良かった。 「探偵とは」を悩みぬいた葛城の出した結論が、恐らくだれしも「それはそうだよね」となるものだったのも、そこはなまじ推理に秀でたものにしか理解できない苦悩の上と思えばそういうものなのかもしれません。 ここまで読んできた読者としては迷いを断ち切り覚醒した葛城の大活躍はアツかったですね。

  • 面白かった!

    前作「紅蓮館の殺人」では、作中の誰が言っているセリフなのかが曖昧な書き方が多かったため、何となく「読み手を混乱させる文章を書く作家だなぁ」という印象がありました。 ですがこの「蒼海館の殺人」では、そうした曖昧な文章がほとんどなく無く、とても安心して読め進めることができました。 文章で読み手を欺く「叙述トリック」は使われておらず、まさに真犯人VS名探偵という本格推理好きにはたまらない構成も◎。 個人的には、前作で心に傷を負ったものの今作で復活を遂げた若き名探偵コンビの姿に、心から安堵しております(笑)

  • 今風の本格モノ!

    文句のないカルタシス。この作品で作者の方のファンなりました!

  • 探偵とは?

    紅蓮館を読んだのがかなり前だったので、前作の話が多く出てきて???となりました。 もし、まとめ買いした方がいれば間を開けずに読むことをおすすめします。 ちなみに次の黄土館でも出てくるのでそれも連続で読むのがいいです。 まさか!?の連続でした。 前作を忘れていたこともあり、序盤は葛城が引きこもっているのもそれに怒りをぶつける田所も少しイラっとしますが、だからこそ後半が生きてきます。 やはりこの世で怖いのは人間と自然災害ですね。 そのクローズドサークルから抜け出せれば世界は安全な火事とは違い、水害は周辺一帯が危険地帯。 殺人犯がいる恐怖、そんなことはお構いなしに迫ってくる水。初めての感覚でした。 台風の時期なこともあり備えようという気持ちになりました。

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