異世界監督、シナリオ無双! (講談社ラノベ文庫 ふ 2-1-1)
映画好きの少年・多田野蒼真が異世界に英雄として召喚されるが、手違いで魂だけの存在になってしまう。物に触れられない彼は、幽体ならではの行動力と映画的な演出力を使い、王女ティータを国を救う主演女優へと導こうとする。
作品情報
何も触れられない幽体の少年が、異世界を救うためのシナリオを書き始める。
第10回講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作。召喚されたのに肉体を持たない蒼真は、王女ティータを助けるため、情報収集と演技指導を組み合わせて「国を救う英雄」の物語を組み立てる。異世界ファンタジーに映画監督志望の視点を重ねた、演出と成長のライトノベル。
レビュー要約
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選評では、主人公が何もできないという制約が物語上うまく機能し、勢いよく読ませる点が評価されている。続きへの期待を抱かせる作品として受け止められた。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2021-09-02
- ページ数
- 296ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784065245811
- ISBN-10
- 4065245818
- 価格
- 726 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
映画好きの少年、多田野蒼真――ソーマは、ティフォニア王国の王女・ティータにより異世界に英雄として召喚された。ティータ王女の目的は……国を救うこと! しかし何かの手違いか、ソーマの魂だけが召喚されてしまっていた。物に触れられず、英雄にしか使えないという武器や防具も装備できないので、元の世界に返してもらおうとするが――帰ることができない!? 悲嘆に暮れるティータをなんとかしたいと思うソーマは、どこでもいける幽体を活かして情報を集めた上で、ティータを主演女優に見立て演技指導を行い、国を救う英雄へと変身するシナリオを描くが――! 第10回講談社ラノベ文庫新人賞<優秀賞>受賞作が登場!
レビュー
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面白かった。
まあまあ、面白く読めました。
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話の組み立てや見せ方に物足りなさが
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 映画監督志望の少年が主人公となりますが,その設定の必要性については弱く映り, 実績も信頼もないヒロインを立てる以上,『演出』が必要なことは理解するのですが, それを思い当たる様子が見えず,毎度の「アクション!」の始まりが寒々しく感じます. また,実在する映画のタイトルをいくつか挙げ,それに状況を重ねたりはしますが, そこからアイデアを得たり,なぞらえた策が出ることはなく,こちらも消化不良気味. このほか,英雄にまつわる伝説も,真相が判明,そこからの展開がどうにも唐突で, 見え見えの一文はありましたが,伏線と言っていいのか,後日談でもフォローがなく, もう少し段階を踏んでと言いますか,近付いている雰囲気が欲しかったように思います. 最後もベタなハッピエンドが悪いとは言わないものの,やはり都合が良すぎる印象で, 全体的に点ばかりで繋がりに乏しく,話の組み立てや見せ方に物足りなさを覚えました.