日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
ダンジョン城下町運営記 (講談社ラノベ文庫)

講談社ラノベ文庫新人賞

ダンジョン城下町運営記 (講談社ラノベ文庫)

ミミ

講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞作として発表され、のちに講談社ラノベ文庫から刊行された作品。ダンジョンを抱える城下町を運営するという設定で、ファンタジー世界の管理とヒロインを巻き込む物語が展開する。

ライトノベルダンジョン町づくり

作品情報

ダンジョンを町づくりの課題として扱う、運営型ファンタジー。

NDLサーチで講談社ラノベ文庫版の ISBN とページ数を確認した。紙書籍のため ASIN は ISBN-10 と同値で補完した。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2022-12-28
ページ数
344ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.6 x 14.8 cm
ISBN-13
9784065291146
ISBN-10
4065291143
価格
770 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

「――組織の再生の方法、ご存じですか?」 高校生社長、木下優多は、若くして財産を築くが、金に目がくらんだ友人や親戚に裏切られ、果ては父親に刺されてしまう。 絶望した優多を救ったのは、召喚主にして心優しき異世界の亡国の姫君、ミユの涙と純真な心から生まれた、小さな未練だった。 国を喪ったミユに残されたものは、千を超える民とただ穴を掘るだけの魔法。民を巻き込む総反撃しかないと唱える軍務卿に、優多は待ったをかける。 「戦争は不要です。ミユに街を掘り出してもらいましょう」 これは再生屋と呼ばれた少年が、少女のために国を再生する物語。

レビュー

  • 何でも暴力だけで解決するお話に飽きた人へ特にオススメ

    原始的なパワーは単なる暴力ですが、近代的なパワーとは経済・政治の元に振るわれるものとなります。 導入はいわゆるなろう的な……というよりも更に古めの異世界召喚ものですが、 RPG的な展開(襲い来る敵に武器で立ち向かう)ではなく、現代的な解決法を取ることで 解決していくお話です。 また、敵役となるキャラも、単純な悪ではなく話が通じる大人です。 自分と同じ陣営ではないというのは、要するに利害が一致しないだけです。 そこの部分がしっかり書かれているため、一般的ななろう作品をシンプルなアクション映画とすると、 この作品は読むとちょっと頭が良くなった気になれる金融・経済映画になります。 例えば似たようなジャンルに狼と香辛料がありますが、あの作品に比べると こちらはかなり政治寄りの作品ですので、例えばゲームジャンルでいえば トロピコやシヴィライゼーションなど経済を含めた政治・町づくりのジャンルが 好きな人だと分かりやすくハマると思います。 最近のなろうにちょっと飽きてきた方にも、変わり種としてオススメします。 もしかしたら自分が知らなかったジャンルというだけで、思ったよりハマるかもしれませんよ。

  • 経済系ラノベ入門編!

    地の文が整えられており、ストレスなく読み切ることができた。 経済部分も難しすぎない題材を扱っていて、1巻目、経済系ラノベの入門書としても非常に良い出来であると思う。経済系シリーズに抵抗のある読者にもお勧めできる内容だった。 しかし、導入部分である0章のつかみが弱く、内容も読んで好ましく思う読者は少ないのではないだろうか。 0章はAmazonなどの電子書籍購入ページや講談社コミックプラスサイト内で『試し読み』が可能な範囲であり、購入に踏み切る大きな判断材料であるが、それにより購入に至らない顧客が増えるであろうことを非常に残念に思う。 その点においては、試し読み範囲には購入意欲を高める描写を割り振るなど、作者だけでなく、講談社編集部内でも注意して構成するよう努めてほしい。 また、市内の店舗においても新人賞受賞作品であると認知させる掲示がなく、探すのに非常に苦労を要し、特典付属店舗での納入数も少なく感じられた。 特典SS(ショートストーリー)についてはメロンブックス・ゲーマーズ各店でそれぞれ別作品が添付され、講談社ラノベ文庫Twitterアカウント内でも上記とは別のSSが掲示されている。 そちらも判断材料として手に取ってくれる方が増えることを願う。 講談社ラノベ文庫の編集部は販売促進についてどのように考えているのであろうか。 売り上げにより続編の可否が判断される以上、続編を望む身として今回の状況は非常に残念と思う。

  • ワクワクどきどき

    読んだ感想は、ワクワクどきどきと書いた「タイトル」通り。早く続きが出ないか首を長くして待っています。

  • 絵が浮かびづらく,消化不良感も

    ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 確かに都市運営が主体ではありますが,終盤には抵抗派閥とのドンパチもある一冊. ただ,ダンジョンを建造,稼働とは語れるものの,あまり前面に出てくることはなく, あくまでも経済と政治,そしてそれらを武器にした,戦いと成長の物語となっています. また,説明や状況に対して絵が浮かびづらく,誰の台詞か解りづらいことがあり, かと思えば,おおよその想像は付きますが,主人公の背景は説明不足の感が否めず, 意味ありげに語られていた,現世と異世界との関係も,消化不良に終わった印象です. その一方で,主にヒロインのために挟まれる間章は,あまり効果的な演出には映らず…. このほか,途中から入ってくる少女が,言動や活躍も含めてヒロインを食っており, 匂わされる少年との繋がりも相まって,実は彼女の方がメインなのではと戸惑わされ, 終盤にて明かされる,彼の召喚の経緯なども,どうにも回りくどく感じてしまいました. なお,帯などに『優秀賞』とありますが,第5回(2015年)の新人賞応募作品のようです.

関連する文学賞