漂流英雄 エコー・ザ・クラスタ (ダッシュエックス文庫)
『漂流英雄 エコー・ザ・クラスタ』は、資源星をめぐる戦争を背景に、英雄像と戦いの意味を描くライトノベル。
作品情報
エコー・ザ・クラスタは、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。
森月真冬の『エコー・ザ・クラスタ』は、受賞対象として確認できる作品である。公開書誌や出版社情報で単行本化を確認できる場合は識別子を記録し、単独書籍として確認できない場合は雑誌・掲載媒体の識別子を流用していない。
レビュー要約
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スケールの大きな設定と勢いのある展開が評価される。人物関係や世界設定を楽しむ読者に向く。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2019-09-25
- ページ数
- 328ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.7 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784086313285
- ISBN-10
- 4086313286
- 価格
- 759 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
第7回集英社ライトノベル新人賞《金賞》受賞!! 戦いの末、宇宙を漂流することになった英雄の物語。 時は、地球人が宇宙に進出して854年……銀河でもっとも繁栄した種族となっていた。そんな中、辺境国のツキムラクモと神聖アルビオーノ王国の資源星を巡った泥沼の戦争が続いている。ツキムラクモ軍の少尉・狛犬アカネは戦闘中、敵の攻撃により遭難してしまう。敵も同じく機体が半壊し、お互いが通信も移動も不可能な絶体絶命の状況。アカネは生き延びるため、今まで戦っていた敵の女兵士のリリスと休戦し、元の宙域に戻る道を探すのだった。 幸いにも機体のエネルギーは無限で、食料も十分にあるため、時間さえかければ帰還は確実。二人は協力して生きる約束をするのだが……? 帰還まで、およそ四十日余り。はたして、無事帰ることはできるのか!?
レビュー
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漂流してからがめっちゃ好き
漂流してからがめっちゃ好きです。 漂流後全部好き…。 試し読みの範囲ではそこまで行かないので漂流後の期待以上おもしろさに驚き…。 漂流するかしないかのあたりもめっちゃ好きです!!
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辛口レビュー(ネタバレあり)
どんでん返しが最高に気持ちよかったです。 ただ、あのプロローグは評価が分かれるところか……。 最初に結末の一部が開示されることにより、そこにどうやって辿り着くかという謎に、驚きの答えを期待して読み進めることができる……そう思えば、悪くないオープニング。 反対に、道化じみた結末が待っているとわかっているために、宇宙漂流の緊張感が削がれ、シリアスな雰囲気の中、捕虜となった際の危険性を散々説かれたり、ひたすら悲劇的結末が待っているように描写されても「いや、どうせ助かるし」と、暇つぶし気分で読むことになってしまうかもしれない。最初のプロローグをそういった「読み味を損なうようなネタバレ」と捉えられたら、かなりもったいない気がする。 しかし、それを踏まえた上でも、漂流中長々と繰り広げられる二人のやりとりは、かなり茶番臭がしました。 まず、セリフや心の声に、やたら「!」がつくのに違和感を覚えた。 心情描写も端的というか、素直すぎるのも相まって、キャラの弱冠長いセリフが演技クサく感じてイヤだった。 宇宙漂流という絶望的なシチュエーションも、遭難による危機的状況は割と早く解消されてしまい、途中から完全にラブコメに舵を切ってて、命の危機を感じるレベルのハプニングが全然起こらない……。 腹が減ったら普通にご飯食べてるし、しかも和食と洋食にお菓子まであるwww この辺は、後の公開処刑オチに響く演出だとしても、ちょっと台無しでした。 しかし、第八章からは圧倒的だった。 作者がノリノリで書いているのが分かる。文章にセンスと圧を感じる。 これまでの茶番劇がひとつ残らず報われる大どんでん返し。 結果、素晴らしいカタルシスを得ることができた。ドタバタ喜劇なラストで読後感もいい。 なので、総合的に見れば良作だと思います。