日本の文学賞

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しゃもぬまの島 (集英社文庫)

小説すばる新人賞

しゃもぬまの島 (集英社文庫)

上畠菜緒

人を天国へ導く幻獣しゃもぬまが現れ、島の死の慣習と家族のわだかまりのなかで女性が再生していく幻想譚。

死生観家族幻想再生

作品情報

「迎えに来ました」──しゃもぬまは祐の前に現れた。

第32回小説すばる新人賞受賞作。島の死生観と家族の秘密を、民話的な幻獣しゃもぬまを軸に描く。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2022-02-18
ページ数
240ページ
言語
日本語
サイズ
10.5 x 1.1 x 15.2 cm
ISBN-13
9784087443493
ISBN-10
4087443493
価格
616 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

それは突然やってくる──。 美しい少女たちの記憶と、呪われた家系の秘密。しゃもぬまによって、あの世へと誘われるのは一体誰か。 「迎えに来ました」そう言って〝しゃもぬま〟は祐のもとにやってきた。特産品の夏みかんと並び地元の島で有名なその生き物は、人を死へ誘うという。逃れる方法は一つ、しゃもぬまを誰かに譲ること。微妙な距離感の幼馴染姉妹や、父親を教えない母へのわだかまりを抱え、生と死の狭間で揺れる彼女が導き出した答えとは。心に傷を持つ女性の葛藤と再生を描く幻想奇譚。第32回小説すばる新人賞受賞作。

レビュー

  • 誰の愛も伝わってこなかった

    主人公の母の彼氏が唐突に現れて、主人公の身代わりになると言い出したり、後半に現れた登場人物同士が主人公そっちのけで愛を連呼したり、物語の終盤で愛を語るには全体的にエピソード不足でした。 『蛇を踏む』のようなお話が書きたかったのかもしれませんが、後半しゃもぬまがほぼ空気、描写が単なる馬そのものなので、繰り返される水の描写しか残りませんでした。 夏みかんの生い茂る島と神聖視される生き物、という設定が面白そうなのと(設定を活かせたかはともかく)、文章が読みやすかったので星2です。ラストシーンが一番面白くなかったです。 本当になんでしゃもぬまは主人公のところに来たんでしょうね。

  • 夢と現の狭間を漂うような物語

    「しゃもぬま」という架空の動物を軸に、主人公と一緒に読み手側も夢と現の間を彷徨っている。 そんな感覚にさせてくれる物語です。 私に文章力がなく、うまく表現できないのですが、読み終わったあと、不思議な気持ちになる本でした。 とあるきっかけがあり、普段本を読まない私がこの本を手に取りましたが、読みやすい文章量でサクサクと読むことができました。 現在2周目に入ってるのですが、再度読み返すといろいろな発見や考察をすることができ、非常に面白いです。 小説すばる新人賞を受賞された作品ということで、若い作家さんらしいというか、想像力で書かれた作品という感じがします。 今後も上畠 菜緒先生の作品に期待したいと思います!

  • 微妙

    ミステリーだと思ってたら、ファンタジー要素があって微妙だった。

  • 生理的に駄目でした

    生理的に駄目でした。 部屋に住みつくしゃもぬま、退廃的な生活を送る主人公。 獣、糞尿、垢の匂いが、作中から溢れてくる感じ。 幻想的だけど、美しくない。

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