日本の文学賞

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太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密

新潮ドキュメント賞

太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密

三浦英之

1970〜80年代のコンゴを舞台に、日本企業の進出とその影で生まれた子どもたちの歴史を追うルポルタージュ。

ルポルタージュアフリカコンゴ歴史取材

作品情報

経済成長の陰に置き去りにされた記憶を掘り起こす。

集英社から2022年10月に刊行されたノンフィクション。日本の資源開発がアフリカに残した痕跡を、多方面の証言と取材でたどる。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2022-10-26
ページ数
376ページ
言語
日本語
サイズ
13.4 x 3 x 19.4 cm
ISBN-13
9784087817218
ISBN-10
4087817210
価格
2750 JPY
カテゴリ
本/ノンフィクション/思想・社会/その他

第22回新潮ドキュメント賞 第10回山本美香記念国際ジャーナリスト賞 W受賞! 1970~80年代、資源を求めた日本がアフリカ大陸に残したものは、 巨大な開発計画の失敗とさび付いた採掘工場群。 そして、コンゴ人女性との間に生まれた子どもたちだった──。 経済成長期の闇に迫る、衝撃のルポルタージュ。 【目次】 序章 不可解なルポルタージュ 第一章 真実への距離 第二章 ジャパニーズ・ネームの秘密 第三章 日本人が遺したもの 第四章 BBCの「誤報」 第五章 修道院の光 第六章 空と銃声 第七章 祖国への旅 第八章 富と紛争 第九章 未来への賭け 第一〇章 医師たちの証言 第一一章 闇の奥へ 第一二章 伴走者への手紙 第一三章 正しく生きるということ あとがき 悲しき宿命の残影 【著者プロフィール】 三浦英之(みうら・ひでゆき) 一九七四年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者、ルポライター。『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で第一三回開高健ノンフィクション賞、『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(布施祐仁氏との共著)で第一八回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で第二五回小学館ノンフィクション大賞、『南三陸日記』で第二五回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、『帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年』で2021LINEジャーナリズム賞を受賞。その他、第八回城山三郎賞候補作に『白い土地 ルポ 福島「帰還困難区域」とその周辺』、第五三回大宅壮一ノンフィクション賞候補作に『災害特派員』がある。

レビュー

  • 海外に残された日本人と現地人との間の子供の生活と家族の生活がどうなっているのかのレポート

    日本人の海外での活躍に伴って現地人(たいがいは貧しい生活と人々)との間に生まれた日本人をルーツとした子供のその後の生活と家族に対する生活をどのように成り立たせていくことに力点を当てたドキュメンタリーで世界中に起きているこの問題をどのように解決或いは生計をいかに向上させていけるかを考えさせる書物でした。ルーツが日本人であることから日本として企業や政府としての援助が必要かと考えさせられる問題です。

  • 日本人残留児、秘密のベールを紐解くノンフィクション。

    ”ここにヒマワリのように笑う「太陽の子」がいる”と。 コンゴで1960年後半~1980年に亘る銅鉱山開発。 その日本人残留児の真実を追った取材記。 父親に会いたい。 置いていったほうは思い出だが、これは悲劇の起点だと。 そこには”アフリカと日本の間に横たわる1万キロの距離”があった。

  • とんでもない大作

    凄すぎて言葉にならない。 何かできないのか。胸が痛む。 ジャーナリストとはこういう方のことだ。

  • 人間の闇と光を強く感じました

    人間の欲望、保身などの愚かさから、殺し合う残虐性までありとあらゆる闇の中に光る、愛と献身、誠意ある人間の存在に救われました。 この本で「自分はどう生きるか」を問われた気がします。 著者の人間性が文体から滲み出ていて、他の本も読んでみたいと思いました。

  • 驚愕しました

    全く知らなかった事実ですし、そのためにサポートを続ける日本人がいることにも感銘を受けました。 世の中、知らないことばかりです。 しかし、何故、あの有名な児童文学と同じタイトルなのでしょう、そこはもう少し変えてほしかったかも。

  • この地に限らず今も尚

    著書の地はアフリカコンゴ。冒頭ヨーロッパ諸国の人々はその地に根を下ろし、生涯においてその地で暮らす為の活動を実施する。 とあるが、小国日本は短期で人を入れ替える。短期間だから何をしても良いというわけではない。もちろん寂しさや刹那さはあるが、結果に対し責任を負う事を自覚して行動出来ない日本人がいる。この事は戦後の日本でも今の日本でも何も変わらない。政治家を見ればわかる。従軍慰安婦の問題においても 今回の国策として鉱物資源を追い求めるに至っても結果的に現地の方々に迷惑をかける行為だけが目に余る。銃弾に倒れたアフガニスタンの中村哲さんやコンゴの佐野さん、田邊さん。もちろん他の国々にも同じような形で生涯支援をされている方々も多く居るでしょう。その方々に敬意を示したい。同様に知らぜらる世界のイチ面を世にさらしてくれた三浦氏にも深く感謝するとともに敬意を表したい。

  • 吉田調書事件

    この筆力で鮫島さんとぜひ書き上げてほしい

  • 日本とアフリカをつなぐ歴史的暗部に迫った力作

    ルポルタージュのお手本です。読者はいつの間にか、アフリカへと誘われ、これまで知られていなかった残留孤児たちの現実を見ることになります。現地や日本国内を丹念に取材し、事実を積み重ね、BBCの誤報を立証する手法は圧巻。暗い話題に迫りながら、なぜか救われるのは、筆者の人間をみる眼差しがあたたかいからでしょう。アフリカが好きになる一冊です。

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