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君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る (ガガガ文庫 せ 1-1)

小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門

君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る (ガガガ文庫 せ 1-1)

余命零

受賞時題名『デッドリーヘブンリーデッド』を『君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る』に改題して刊行されたガガガ文庫作品。天獄と地国に分かたれた世界で、死者の少年デッドが空から落ちてきたヒトの少女ファイと出会い、叶わない恋と世界の転換に向き合う。

ライトノベル異世界ファンタジー恋愛死者世界の反転

作品情報

ヒトの少女と死者の少年が出会うとき、分かたれた世界の均衡が揺らぎ始める。

第14回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。受賞作『デッドリーヘブンリーデッド』は刊行時に『君はヒト、僕は死者。世界はときどきひっくり返る』へ改題された。地国で暮らす死者の少年が、天獄から落ちてきた少女を守ろうとする物語で、恋、別れ、二つの世界の引力が重なっていく。

レビュー要約

  • 天獄と地国という大きな設定の中で、相容れない二人の関係を切なく描く点が読みどころ。世界の仕組みと恋愛要素が結びつき、終盤へ向けて別れの予感を強めていく構成が印象に残る。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2020-07-17
ページ数
318ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784094518559
ISBN-10
409451855X
価格
350 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

交わることのない、君と出会った。 天空に浮かぶ「世界時計」を境に分かたれた「天獄」と「地国」。地国で暮らす死者の僕はある日、常夜の空から降ってくる彼女を見つけた。 一目見た瞬間から僕はもう、恋に落ちていた。 彼女の名前はファイ。僕の名前はデッド。 彼女はヒトで、僕は死者。だからこの恋は、きっと実らない。 それでも夜空は今日も明るい。 二つの世界の引力バランスがひっくり返る「天地返り」の日まで、僕は地国のゾンビから彼女を守り、そしてきちんと「さよなら」を告げる。 これはやがて世界を揺るがすことになる、相容れない僕たちの物語だ。 第14回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作!! 【編集担当からのおすすめ情報】 ゲスト審査員に若木民喜先生をむかえた今回のライトノベル大賞。 その中でも特に世界観などが評価され、ガガガ賞を受賞するに至りました本作。 独特の空気感と、心がなんだか優しくなるような主人公の性格がイチオシです。 ちょっと強気なヒロインとの掛け合いも素敵!

レビュー

  • イラストは結構よかった

    ★3に近い★4です。 内容はいわゆるボーイミーツガールなんだけどタイトルの通り世界観がちょっと特殊。 独特の絵本チックな世界観や言い回しなど見どころがないわけではないんだけど、雰囲気重視の小説っぽい割に妙にノリが軽いので今ひとつこの世界観にはまり込めない印象だった。 ボーイミーツガールとして見ると、最初に出会ったときは主人公の事を嫌っていたヒロインが最後には好きになって・・・・という王道展開。 ただこれ王道と言えば聞こえは良いんだけどボーイミーツガール的な意味での内容は結構薄いと思う。 なんというか、印象に残るシーンがない。 そのわりにヒロインの高感度はマイナスから始まっているわりに中盤辺りでMAXをむかえるためその心情の変化についていけなかった。 一応、主人公はヒロインを一貫して命の危機から守っているので主人公の事を好きになるのは不自然ではないんだけど、どうにも読んでてあまり響かなかった 独特な世界観のため「これどうしてこうなってるの?」みたいな疑問は最後まで読んでもわりと残るけど、ストーリーとしては一区切りついている感じ。 終盤にはちょっと感動させられる場面もあった。 また文章は非常に読みやすく作中の軽いノリともマッチしていたと思う 総じて、世界観や設定には独自性や面白さみたいなものがあるのに、やってる事が単調すぎてペラッとした印象のまま読み終わってしまったのがなぁ~という作品。

  • 書き出しは星1だった

    書き出しで損してると思う。 途中の、下から上に行くところはとても良かったが、書き出しが本当に癖があって、読むのをやめようと思ったくらい。 それで苦境を乗り越えて全部読んだが…うーん、という感じだった。

  • ご都合主義ボーイミーツガール

    世界観の設定は面白い。 そう言う世界だと飲み込んでしまえば面白い。ツッコミどころは満載だけど。 一番苦痛だったのがヒロインが主人公を好きになる理由。 守って貰ったから。助けてもらったから。好きになるという結論ありきの恋の落ち方で、後半はもはや妄信にも近い感情。お人形遊びが過ぎて気分が悪くなるレベルでした。(ヒロインは可愛いんですけどね) お話し的には面白いと思うので、筆者にはもうちょっと人間を知って貰いたい。

  • 2巻はあるのか?

    典型的なライトノベルではないという読後感です。 ハリウッドではなくジブリがE.T.を制作したら、こういう話になりそうという印象。 E.T.の舞台とメインキャラである、「地球、地球人主人公、宇宙人主人公」を「死者の国、ヒューマン主人公、アンデッド主人公」に置き換えれば、本作になりそうです。 違うところを言えば、本作では後半で死者の国から生者の国に舞台が一時移ることくらい? 結局、そちらの舞台でも来訪者側の主人公が迫害されるという点で、根本的な違いは無いわけですけど。 主人公(アンデッド主人公)が「純粋で普通にいい奴」というのは、少年漫画やジブリアニメで王道の設定で、ライトノベルとしては少数派な気がします。 ライトノベルの主人公は、従来の常識に縛られない自分流の正義を持っているキャラが多いように思います(個人的な印象です)。 帯に『神のみぞ知るセカイ』の著者が称賛と書かれていますが、そちらの作品は、少年漫画誌にライトノベル向きの主人公像という組み合わせなので、そういう、お約束と逆に行く姿勢が胸に刺さったのかなと思ったりしました。 タイトルもストーリーも、長期連載を意識したものに思えないのですが、それも、映画作品のような印象を受けた理由かもしれません。 2時間映画にちょうど良さそうなまとまりとボリュームですね。 小説一般としては、1巻完結だから価値が落ちるということはないのですが、ライトノベルは長期連載することでビジネス的価値が出るジャンルで、そもそも初めから長期連載を目標に執筆するという話を聞きますので、作者や出版社の狙いはどこに向かっているのかと疑問に思いました。 まあ、私の目には長期連載の執筆意図が見えていないだけで、著者や出版社はバリバリにやる気ということもあり得るのですけど。

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