現実でラブコメできないとだれが決めた? (ガガガ文庫 は 8-1)
受賞時タイトル『ラブコメを絶対させてくれないラブコメ』は、刊行時に『現実でラブコメできないとだれが決めた?』へ改題された。ラブコメに憧れる高校生が、偶然に頼らずデータ分析と反復練習で現実を理想のラブコメへ近づけようとする、メタ視点の青春ラブコメである。
作品情報
ラブコメは起こるものではなく、作り上げるものだと信じる少年の実験が始まる。
ラノベ的な都合のよい偶然が起こらない現実で、主人公は自分の手でラブコメを成立させようとする。調査、分析、練習という非ロマンチックな手段を使いながら、青春への憧れをまっすぐ追いかける構図が、作品の笑いと熱さを生んでいる。
レビュー要約
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設定の着眼点と、現実をラブコメ化するという企画性が評価されている。理想の物語を現実へ押し出そうとする主人公の執念が、作品の推進力になっている。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2020-07-17
- ページ数
- 344ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784094518566
- ISBN-10
- 4094518568
- 価格
- 726 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
データでつくる最高の理想郷(ラブコメ)! 「ラブコメみたいな体験をしてみたい」 ライトノベルを嗜むすべてのラブコメ好きは、一度はこう思ったことがあるのではないだろうか? ヒロインとイチャラブしたり、最高の友人達と充実した学園生活を送ったり。 だが、現実でそんな劇的なことが起こるわけもない。 義理の妹も、幼馴染も、現役アイドルなクラスメイトもミステリアスな先輩も、それどころか男の親友キャラも俺にはいない。 なら、どうするか? 自分で作り上げるしかないだろう! ラブコメに必要なのは、データ分析と反復練習! そして―― 第14回小学館ライトノベル大賞、優秀賞受賞作。 ライトノベルに憧れた俺――長坂耕平(ながさかこうへい)が、都合良くいかない現実をラブコメ色に染め上げる! 【編集担当からのおすすめ情報】 青春ラブコメの新ステージ『ラブコメをつくる』に挑戦した本作! 良い意味でぶっ飛んだ現実的ラブコメづくりに注目です!!
レビュー
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今後の展開が気になる
ずっと前から興味があったので、kindleのキャンペーンで購入。 今巻はラブコメというよりコメディとしてとても面白かった。といってもラブの要素がゼロというわけでもなく、1巻目としては適切な割合かと思います。 解決の展開も「そう来るか」となりワクワクしながら読むことができました。 最後のヒロイン側の心情で今後の展開がとても楽しみになりました。 加えて個人的にイラストの色合いがとても好みなのでどんどん読み進めました。 多作品のパロディ(?)については私はあまり気になりませんでしたが、人によっては気になるかもしれません。 まだ読んでないので信憑性はないですが、段々パロディ表現は減ってくらしいです。 展開がとても面白い一巻でした。すぐにでも2巻を読む予定です。
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本当に新人かと疑う構成の巧みなラブコメ
作者さんがラブコメにそうとう思い入れがあるのか、かなり昔から最近のものまでラブコメを網羅研究している感じがしました。 そのために、テンプレとテンプレから外した展開の組み合わせが大変に巧みです。 キャラの魅力(イラストの良さ含む)、ラブな要素、シリアスな要素、コメディ要素、物語上の問題の発生から解決、最後にちょっとした謎あかしというミステリー要素と、飽きさせないライトノベルとしてお手本のような出来。 主人公の真剣な大馬鹿という感じが、「バカテス」や「ぐらんぶる」の主人公たちを連想して良い印象です。 一方で、登場人物たちの能力が非リアルなスーパー高校生風味なので、そこはリアルな青春というよりはラブコメワールドの範疇という感じはするので、好きじゃない人は好きじゃないかもしれません。 自分の理想のために、世界を変えようとする熱血馬鹿なとこは「寄宿学校のジュリエット」の犬塚ぽい。 あんな感じで仲間まわりだけじゃなく、クラスや学校を巻き込んで話をおおきくできそうな雰囲気があり、シリーズとして長く続けていけそうです。 今後の期待と可能性も含めての評価です。
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ヒロインの魅力と後半からの展開は良かった
最序盤、主人公の思考のねじくれ具合と平然と嘘をつく部分は少し苦手だったが、後半にいくにつれて背景と行動原理がはっきりとしてきて魅力的に感じるようになった。 ただやはり序盤は共感ができなかったが、そこを引っ張ってくれたのは設定ではなく作品上のヒロインである共犯者、上野原綾乃の魅力だった。巻き込まれながらも後半明らかになる自身のコンプレックスからと律儀な性格ゆえに主人公のため色々と尽力する姿は可愛らしく、それを裏切らずに行動した主人公の姿にも序盤とは打って変わって好感が持て楽しめた。 ただこの手の『現実』にフィクション要素を絡め登場人物をその設定に当てはめるという作品は決して少なくなく、それを前面に出している時点でエピローグで明らかになる「裏」の部分は一応設定へのカウンターパンチとして機能しつつ、そのカウンターとしてお約束過ぎて巻頭イラストを読んだ時点で予想がついてしまうため驚きは少ない。それでもその後半明らかになるとある人物の思想と主人公の思想がちゃんと対立構造になっているのは先が気になる要素になっているため良くできている。 個人的には後半にかけて明らかになる主人公を始めとする登場人物たちの根っこの考え方や背景は非常に魅力的だったが、反面、序盤とのギャップがありすぎてそこで投げそうになった部分もあった。 その行動の理由を明かされないままに「嘘」や「ズル」を行う主人公の行動はほかの登場人物を裏切っている側面があり、やはりその背景が見えない時点ではどうしても好感を持ちにくいことと、最序盤の過剰なパロディネタも人によっては引いてしまう要素になると思う。 そうした序盤を乗り越えると明らかになる行動原理はどうあれ努力を厭わない主人公の姿勢や、後半でのひたむきな考え方を見るとそこで投げ出されてしまいそうな各要素がもったいないなと思ってしまう。 とりあえず私としては投げ出さずに読んでよかったと思うし、そこまで引っ張ってくれた上野原さんの可愛さには感謝の至りだ。 それを終えて舞台が整った次巻以降も期待したい。
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上野原「雪乃」
偶然この作品を知って久しぶりにラノベを見たが面白かった。 起承転結が結構はっきりしていて、導入部は突飛に見えるが段々と主人公の行動理念が見えてくる。 また、「古典のテストで良い点を取るために古典作品の内容をちゃんと知っておく」みたいに、 一見邪道に見えて正道にもなっている主人公の行動が面白い。 伏線を「自分で」回収するという描写も面白かった。 ただ、話の展開が過去の有名ラノベを思い出させるので今後の展開のネタがすぐ尽きないかは心配。 次回以降は各キャラが「自分はこうあるべきだ」という信念のもとに動いていく展開を見せてくれる事に期待。 舞台は韮崎のあたりなのかな。
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ここ最近読んだラノベで最も面白かった
一文一文丁寧に読みたくなる本は珍しいです。これまでにない作品であることは間違いありません。 登場人物は作品の設定上「テンプレキャラのようでテンプレじゃない」ところが良いです。今後主人公が集めた【登場人物】たちがどのような動きを見せてくれるのか期待です。 本来伏線ではなかったものを伏線として 回収していく主人公の力は見事でした。 そして彩乃さん可愛いです。1巻だけで本当に好きになりました。知的なところもまた良きです。 最後の展開は予想外でした。一瞬某実力至上主義教室の頭脳戦かとも思うくらい。次巻以降各々のキャラが思惑を持ちどのように舞台を作ってくれるのかワクワクします。 次巻楽しみにしてます!!
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面白かった。
面白かった。
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佳作
主人公は「ラブコメのような学園生活を送りたい」という現実離れした目標を持っているが、それを実現するための情熱と実行力は人一倍ある人物として描かれている この辺りは『冴えない彼女の育て方』の主人公に近いが、本作の主人公はそれだけでなく、データ収集・活用のスキルを身に付けている点が特徴的 社会人としても優秀な主人公が、緻密なデータに基づいて計画を実行し、ぶっ飛んだ理想の実現を目指すという展開が本作の面白味となっている このような設定の背景には「社会人スキル」を持ったまま高校時代に戻れたら、というリライフ願望が表れている 中学時代の失敗を高校でやり直すという作中のストーリーは、そのまま大人による高校生活やり直し願望の比喩として読むことができる 主人公が協力関係にあるヒロインを「優秀な新入社員」になぞらえたり、調査活動を度々、会社での労働の比喩で表現している点は象徴的だろう また、ストーリーの山場が実質的に「部下のミスのフォロー」である点も併せて指摘しておきたい 本作は中高生向けのラブコメでありながら中高年の願望充足としても読める内容になっており、そのねじれが特徴となっている ラノベ読者の高齢化を思わせる作品で、結果的に最近ブームの中高生向けラブコメのなかでもフックの効いた佳作となっている
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新世代ラブコメ
読んでる序盤は主人公がほぼほぼストーカーなんじゃないかと思って引いたシーン多かったんですけど読み進めていくうちに会話のテンポや物語の展開が凄く面白くてとても楽しめました! 設定がとても新しいので好き嫌いがハッキリするかもしれないですが僕は好きです。 ちなみに僕は上野原さんを応援します。