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バルベスタールの秘婚 (小学館ルルル文庫 ひ 2-1)

小学館ライトノベル大賞 ルルル文庫部門

バルベスタールの秘婚 (小学館ルルル文庫 ひ 2-1)

平川深空

祖国を逃れたローダと命を狙われる王子フェルウスが、互いの利害から期限付きの契約結婚を選ぶ少女向けファンタジーです。政争と恋の距離感が物語を動かします。

契約結婚王子逃亡

作品情報

バルベスタールの秘婚は、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。

祖国を逃れたローダと命を狙われる王子フェルウスが、互いの利害から期限付きの契約結婚を選ぶ少女向けファンタジーです。政争と恋の距離感が物語を動かします。 ルルル文庫から紙書籍と電子版が刊行された。

レビュー要約

  • 刊行情報と紹介文からは、受賞時に評価された題材の明確さと読み進めやすい構成がうかがえる。人物や状況の輪郭を追いやすい点が読みどころになっている。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2012-07-26
ページ数
250ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784094522297
ISBN-10
4094522298
価格
586 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

ルルル賞&読者賞W受賞!期待の新人登場! 期待の大型新人、堂々登場! ライトノベル大賞ルルル賞受賞作。さらに読者からの圧倒的な支持を受け、読者賞もW受賞。今年一番の注目作家です。 アクランド国での生活を捨て、逃亡を図るローダ。これから先の生活は、どうなるかわからないけど、希望のないアクランドでの生活はとにかく嫌、と、列車に飛び乗る。そこで出逢ったのは、歴史のあるバルベスタール国の王子であるフェルウスだった。フェルウスは、フェルウスで、国内に大きな権力争いの問題を抱え、命を狙われる日々を送る。思い通りにいかない二人の人生。そんな二人の利害が一致し、半年間だけの契約で結婚することを持ちかけるのだが・・・。 【編集担当からのおすすめ情報】 ライトノベル大賞の審査段階から、群を抜いた仕上がりだった本作。応募作品だというのに、素で面白く読めました。審査員満場一致で、ルルル賞受賞。さらに、読者からの支持も圧倒的で、同時に読者賞を受賞するという注目の新人です。記念すべきデビュー作、ぜひぜひお手に取ってご覧下さい。

レビュー

  • 細部の粗さが多すぎです。

    30歳以上年上で粗野な男と家のために結婚を強要されたヒロインが、思い切って逃げ出そうとする設定、バーバラ・カートランドロマンスを彷彿とさせてくれましたが、残念ながら世界的ロマンス小説の女王作品にはまだまだ及びませんでした。 全体の展開は良いのですが、細部が全く行き届いていません。冒頭からしてヒロインの故国悪ランド、もとい、アクランド国は新興国となっていて、ヒロインの生家は建国以来の名門とのことですが、祖父・父と二代しかないのに名家とは片腹痛いばかりです。実質的当主の祖母にしても、祖父との結婚をありがたがっていないのに、実家を自慢するならともかく、婚家の名誉だ誇りだというのはおかしいです。登場人物紹介では名前しか表示されていないのに、作品中に最初に登場したときは姓しか告げられていなかったため、これは誰、ということになってしまい、大層読みにくかったです。王家の継承順位も不明瞭ですし、王家なら政略結婚が当然で、どれほど優れた好ましい女性でも、実父に難点があったなら政治的に婚約を拒否するのが、むしろ当たり前のことでしょう。 暗殺事件についても、調査や追跡が全く甘いものばかり。ハッピーエンドな結末なのは良いのですが、ヒロインの実家はどうなったのか、身元調査はどうなったのか(A宮家じゃあるまいし)、全く触れられていないのは、どうしたものか。 それでも文章というか、全体からの雰囲気の華やかさ、楽しさが心地よくて、読了できました。またこの作者の別作品を先に読んでいたものですから、進歩の跡がみられるということで星をおまけしました。

  • もやもやな読後感……

    【あらすじ】 アクランド国の没落貴族であるローダは、窮屈な生活を捨てようと逃亡を決意、 一緒にいた家庭教師の目を逃れて単身汽車へ乗り込んだ。 逃亡計画の最中旅券を盗まれてしまったローダは、そこで謎めいた青年フェル ウスと出会う。 望まない結婚を避ける為、フェルウスは半年間自分と結婚して欲しいとローダ に持ちかける。彼と結婚すれば、旅券を盗まれてしまった彼女だが当面の生活 は保証される。 二人の利害は一致し、彼の申し出を受けることにしたローダ。しかし、フェルウス はバルベスタールの王太子で、つまりローダの仕事は王太子妃という大変なも のだった―― 【感想】 これ以上ないくらいに、王道な物語でした。普通の少女が急に王太子妃に、 というキラキラのシチュエーションです。しかし、どうしてか余り萌えられま せんでした。 その要因は、フェルウスがローダの何処に惹かれたのかが全く描かれていない からだと思います。フェルウスの愛情が感じられず、ときめくことが出来ずに もやもやしました。 期待して読めたのは列車の中までで、宮殿編に突入してからは印象的なシーン もなく、説明的でとても退屈してしまいました。 また、情景描写も喚起力が乏しく映像が浮かんできませんでした。 そして、王宮の陰謀ですが……正直緊迫感が全くなく気がついたら事件解決 といった風に思えました。 そもそも、偽りの結婚がバレて主人公もヒーローも慌てていましたが、確たる 証拠もないのに慌てる必要があるのでしょうか? 敵方も何の証拠もなく告発 する辺り、滑稽としか思えません。 ≪全き刃≫の存在感も弱いので、事件が余りにもお粗末に見えてしまいました。 人物、情景、心情……それら全ての描写が軒並み薄いので、全体的にあっさりした 読後感で、心に残るものがありません。 設定は好みなだけに、とても残念でした。

  • シンデレラストーリー♪

    深く考えずに読むと、わりあい好きなお話しでした。 子供の頃に読んだ童話とか、そういった捉え方でしょうか(笑) あまり主張のない王道のシンデレラストーリーといった雰囲気です。 主人公をいじめ抜く義母とか、出てきませんしね。 いろいろ不備はありますし、もうちょっと奥深く、そして明快なストーリー設定の方が、 このお話しの良さをアピール出来たような気もしますが… (一番の見せ場である対決部分があまりにもお粗末ですし、 周囲の人物たちが、何となく軽い扱いで、いろいろ残念です。) その分、メイン2人の方は、ちゃんと主人公です。 お人形のような貴族の娘さんじゃなく、自主独立した人間らしい女の子が好きな王子様が、 上手いこと自分の想いを叶えたんだという事に尽きます。 そして、一言でまとめるならば、職業上のパートナーが、そのまま私生活でもくっついたんです。 そういう世界観もアリか!!と思える読み切りです。

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