日本の文学賞

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花宵道中 (新潮文庫)

女による女のためのR-18文学賞

花宵道中 (新潮文庫)

宮木あや子

江戸末期の新吉原を舞台に、遊女たちの恋と宿命を連作形式で描く時代小説。華やかな遊郭の陰にある痛みと欲望を、濃密な筆致で浮かび上がらせる。

吉原遊女恋愛時代小説

作品情報

儚く残酷な宿命のなかで、遊女たちは自分だけの花を咲かせようとする。

宮木あや子のデビュー作。表題作のほか「薄羽蜉蝣」「青花牡丹」「十六夜時雨」「雪紐観音」「大門切手」を収め、映画化もされた。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2009-08-28
ページ数
374ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 10.5 x 2 cm
ISBN-13
9784101285719
ISBN-10
4101285713
価格
693 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、とっくに捨てた筈だった。あの日、あんたに逢うまでは――初めて愛した男の前で客に抱かれる朝霧、思い人を胸に初見世の夜を過ごす茜、弟へ禁忌の恋心を秘める霧里、美貌を持てあまし姉女郎に欲情する緑……儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たち。江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。R-18文学賞受賞作。

レビュー

  • 恋愛

    切ない恋話が満載で、先読みたさに部分部分を流し読みしてしまうほど楽しめました。久しぶりに好きな人と一緒に居られる幸せを再認識しました。短編ながら話が繋がって行くタイプで次の話も楽しみになる。キンドル版だけでなく、本でも購入しようかと検討しています。

  • 過激で切ない女たちの生涯

    官能小説デビュー。軽い気持ちでポチったけど、全く浅ましくなく、女の感情の昂りや落ち込み具合が詩的に描かれていて、なんて深みのある文章なんだと感動した。エロさはオマケ。むしろちょっと過剰だったかな。 女の友情は世間的に男がいう友情と違くて、なんというか共感と自分の重ね合わせ?のような特別な力ゆえの親密さで、だからといって生易しい同情なんてなくて、吉原という厳しい現実ゆえの冷酷さもある。 ある下級見世が舞台で、そこで働く遊女のそれぞれの物語が各章ごとに楽しめる。姉女郎の話の次はその妹女郎の話、のように章がつながっていて、後半になるにつれて、あの章の女はこんな気持ちだったのかも、と想像が膨らむこともありそこも楽しみポイント。 吉原の事情も、事実かは別として初めて知ることばかり目からうろこ。 とにかく読み応えのある素晴らしい作品でした。

  • 期待をいい意味で裏切ってくれました。

    表紙の絵から、なんとなく少女漫画チックなのかな?と想像していました。完全に違いました。大人の小説です。官能的話しでもありますが、それ以上に女のサガや生き様を飾ることなく、気分よくズバリと書かれています。時折り、へーこんな日本語もあったのかと感心しました。30代の小説家とは思えないほど良く勉強していらっしゃると思います。凄いです、もう一度読み返したい作品です。

  • もうちょいドキドキしたい。

    さすが、宮木さんと言うような内容だったけど、もう少し何がドキドキしてもよかったかなと思います。

  • もったいない本舗は、全ての本屋さんの中で、イチ押し、花丸!

    もったいない本舗の商品は いつも良く、間違いない。同じ本を購入する際は、値段が少し高くてもこの本屋さんから購入しています。

  • デビュー作とは思えないほど素晴らしい

    吉原に興味があり、何気なく読んでみました。 本屋から帰りパラパラと捲ったが最後、一気に1作目を読了。 静かな文体なのに、底知れぬ力を感じる作品です。 吉原で働く遊女の姿や、時代風景が目の前に浮かびました。 遊女の気持ちが切ないほど伝わり、読んでいて胸が詰まる思いでした。 ここまでどっぷり嵌れる作品は、本当に久々です。 すべての短編が連作になっており、 「ああ、この人はあの人と関連していたのか…」と思わず唸ってしまいました。 短編集ですが、どの作品にも作者の思いが吹き込まれているように感じました。 登場人物のキャラがしっかりと立っていて、読んだ後も数日は余韻に浸れます。 吉原や遊女に興味があり、読書で切なくなりたい大人の女性に向いてる作品。

  • やっぱ映画より原作。

    官能小説の枠に収めておくのがもったいない。 連作短編ですがそれぞれの話が少しずつ繋がっていくのが面白い。

  • 夜の通勤のお供に♪じっくり読めました。

    夜の通勤が楽しいひとときなりました。大人のエロスって感じですが、時代を感じさせる言葉が多くじっくり読む1冊でした。

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