日本の文学賞

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アンソーシャル ディスタンス

谷崎潤一郎賞

アンソーシャル ディスタンス

金原ひとみ

パンデミック下の閉塞した世界で、若い男女の生と旅を描く短編集。

短編集現代小説パンデミック若者孤独関係性

作品情報

世界を拒絶した若い男女の旅を描く表題作を含む作品集。

金原ひとみによる短編集。閉塞感のある現代での生と関係を描く。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2021-05-26
ページ数
288ページ
言語
日本語
サイズ
13.7 x 2.1 x 19.7 cm
ISBN-13
9784103045359
ISBN-10
4103045353
価格
1670 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

コロナみたいな天下無双の人間になりたい――読めば返り血を浴びる作品集。パンデミックに閉塞する世の中で、生への希望だったバンドのライブ中止を知ったとき、二人は心中することを決めた。世界を拒絶した若い男女の旅を描く表題作を初め、臨界状態の魂が高アルコール飲料で暴発する「ストロングゼロ」など、あらゆる場所でいま追い詰められている人々の叫びが響き渡る。いずれも沸点越えの作品集。

レビュー

  • 読ませる作品。引き込まれるなあ。

    女性たちの煩悩を描く。読み応えあり。

  • コロナ禍の歪みを鋭く描く

    金原ひとみさんの「アンソーシャル ディスタンス」は、コロナ禍における人間の孤独や欲望、そして狂気を生々しく描き出した短編集です。登場人物たちの心の闇を容赦なく抉り出す筆致は、読者を深く引き込みます。特に、表題作である「アンソーシャル ディスタンス」は、現代社会の病巣を浮き彫りにした秀作。しかし、全体的に物語の展開が暗く、読後感が重いと感じる人もいるかもしれません。また、一部の作品は性描写が過激で、苦手な人もいるかもしれません。

  • あなたは、なぜ、そんなに死にたいのですか?

    短篇集『アンソーシャル ディスタンス』(金原ひとみ著、新潮文庫)に収められている『アンソーシャル ディスタンス』を読み終えて、主人公の沙南(さな)は、なぜ、そんなに死にたいのか、という根本的な疑問に取り囲まれました。 「手すりの向こう側を見つめて、真っ暗な外を、死を見つめて、彼女は涙を流していた」。 「部屋に戻って求められ一度セックスをしたあと眠りにつき、昼前まで寝ると、その日沙南は力が出ないと繰り返しずっとホテルに籠っていた」。死にたいと思っていながら、セックスには積極的というのも、大いなる謎です。普通の人間は、大きな悩みを抱え込んでいるときはセックスしようという気分にならないでしょう。 この書評と言えないものを書き上げた後、金原ひとみという著者のことが心配になったので、ChatGPTに「『アンソーシャル ディスタンス』という作品には、著者・金原ひとみの実体験がどの程度反映しているのでしょうか?」と尋ねたところ、下記の回答がありました。 <金原ひとみの小説『アンソーシャル ディスタンス』について、「どの程度、実体験が反映されているのか」という点は、はっきりと「○%」のように言える性質のものではありませんが、結論から言うと――直接的な自伝ではないが、作者自身の感覚や体験に根ざしたリアリティはかなり濃く反映されていると考えるのが妥当です>。 この年になりながら、何とか長生きしたい、何とか健康寿命を延ばしたいと念じている私のような俗物には、所詮、小説は書けないということですね。

  • 良い

    良い

  • 期待はずれ

    思ったより面白くなかった。蛇にピアスのようなワクワクする小説を期待してしまった。

  • すごい。すごすぎる。

    視野が狭窄していく様がありありと描き出され、寒気をおぼえるほどだった。圧巻。 フィクションでしか伝えられないものがここにあるとおもった。

  • 進化している。

    「蛇にピアス」からずっと追いかけています。 金原ひとみという人は、進化している。そう感じました。 だんだん言いたいことがはっきり言えるようになったのかな、と感じました。 良い短編集です。 やっぱり一貫して、性と人間関係、みたいなことが書きたいのかな、と思いました。 セックス抜きの男女関係なんてありえないでしょ、っていうところが一貫してるのかなと。 私はそうは思いませんけど。

  • 良い

    金原ひとみ先生の若さ、本の内容が現代にとても マッチしています。 50代のおっさんですが 金原 ワールドにはまりました。

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