日本の文学賞

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嬉遊曲、鳴りやまず: 斎藤秀雄の生涯

日本エッセイスト・クラブ賞

嬉遊曲、鳴りやまず: 斎藤秀雄の生涯

中丸美繪

チェリスト、指揮者、教育者として日本のクラシック音楽界に大きな足跡を残した斎藤秀雄の生涯をたどる評伝。斎藤の少年期から演奏家、そして多くの音楽家を育てる教育者へ至る歩みを、同時代の社会と音楽界の動きに重ねて描く。

斎藤秀雄クラシック音楽音楽教育評伝

作品情報

演奏家から教育者へと歩んだ斎藤秀雄の人生を、時代と音楽の響きのなかで描く評伝。

斎藤秀雄は、チェリスト、指揮者として活動しながら後進の指導にも力を注いだ。本書は、その生涯を丁寧に追い、彼が音楽家として、また教育者として形づくられていく過程を伝える。後年の資料では、この評伝をもとに新規取材と大幅な加筆・再構成を施した新版も刊行されている。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
1996-07-01
ページ数
363ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784104130016
ISBN-10
410413001X
価格
2962 JPY
カテゴリ
本/エンターテイメント/音楽/音楽理論・音楽論/音楽史

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レビュー

  • 貴重な本です。大事にします

    新品で手にしました。斎藤先生の生き方を読みたくて購入しました。。ありがとうございます😊

  • 官舎の買い物です

    入手したかったのでありがたい買い物でした

  • 勉強になります。

    だから人が育つのか、と思う箇所がたくさんあります。勉強になります。

  • 斎藤秀雄の人作りの魔法!

    サイトウ・キネン・オーケストラという不思議な名前の世界的に有名なオーケストラがあります。 日本のオーケストラとしては傑出した技量を持ち、日本の音楽を世界と肩を並べる存在にしたこのオーケストラは、一人の偉大な音楽家を称えています。 その音楽家が、この本で描かれる斎藤秀雄です。 著者は、斎藤氏の3代前から説き明かし、時代背景を丹念に描写することにより、独特の音楽観がどのように形成されたのか、という部分にまで触れています。 これにより、何故、偉業が成し遂げられたのかという答えを導き出そうとしているのだろうと思いました。 斎藤氏は、チェリスト、指揮者の草分けとしても素晴らしい実績なのですが、何といっても日本という国で小澤征爾さん、秋山和慶さん等、世界に通用する音楽家を次々と世に送り出したことです。 そこにはどんな魔法が存在したのか。 宮沢賢治の「セロ弾きゴーシュ」に登場する指揮者は、斎藤秀雄ではないか、といった推理なども加えられており、楽しく読み進むことができました。 音楽に興味がある方にお勧めなのは勿論なのですが、教育者の方にも非常に参考になると思います。

  • すごくお勧めです!

    クラシックをあまり聞かない私にとって、何となく出会った本でした。 音楽への向き合い方が変わる、とても人生がむしゃらにがんばりたくなった本です。

  • 鬼教師のあふれる人間的魅力

    小澤征爾など多くの音楽家を育てた斎藤秀雄。 その生涯を丹念に記した一冊です。 鬼教師ぶりが多く伝えられる氏ですが、この一冊から みられるのは、一人の人間としてあまりに多くの面を 持った一人の音楽家の姿。 裕福な家に生まれた氏らしく、海外留学を経て得た ゆるぎない信念と、「稼ぎ」を度外視した 教育へののめりこみ。この二つがあったからこそ、 あれだけの多くの音楽家を育てられたのだと思いました。 それにしても癇癪もちで、なんとも扱いにくい人であった 様子がうかがえます。 実際に氏の元で学ぶとしたら 大変な忍耐力が必要だと思わされるが、それをもって あまりある人間的魅力があふれている氏だったと思わせられる。 この人に教えて頂く機会のあった人は幸せであったでしょう。

  • 堂々たる傑作評伝

    日本エッセイストクラブ賞受賞作だが、もう一つくらいノンフィクション賞をとってもおかしくない、堂々たる傑作評伝である。小澤征爾、藤原真理、山本直純のような日本を代表する音楽家を育てた斎藤秀雄の評伝だが、その父で明治期の英語学者だった斎藤秀三郎の、学問の鬼ともいうべき生活ぶりの描写から引き込まれ、その血を引いた秀雄の、全霊を音楽に捧げた生涯が骨太に描かれてゆく。手紙が来ても差出人を見れば中味は分かるといって開封しなかったといった秀三郎のエピソード、美男子だった秀雄のドイツ人女性との結婚と破綻、美貌の歌手田中路子との艶聞など興趣は尽きない。偉大な人物は多く変人でもあり、秀雄もまた周囲と軋轢が絶えない人だったとか、レッスン中に煙草を手放さなかったといったり、全編に人間臭さが漂う。と同時に、民主主義は偉才を育てえないのではないかという疑問も抱かせる。必読の書である。

  • サイトウ・キネン・オーケストラをもっとよく理解するためにも

    まず、サイトウ・キネン・オーケストラをもっとよく理解するために役立つ。そして、斎藤秀雄のアクの強さが、偉大さが、そして苦悩がどこにあったかを分からせてくれる。ついでに、近頃の学校や会社などにおける「業績評価」流行りが、いかに胡散臭く、頼りにならず、いいい加減なものであるかにも気付かせてくれる。いろいろと刺激的なドキュメント。

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