作品情報
自分は誰の末裔なのかという問いが、日本各地を歩く旅へ変わっていく。
戸籍や家紋から始まる先祖探しを、土地を訪ね人に会うノンフィクションとして展開する。初刊単行本のほか新潮文庫版もあり、受賞作として文庫化されている。
レビュー要約
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家系をめぐる題材を、堅苦しい調査記ではなく軽妙な旅の記録として読ませる点が好評。著者の距離感や会話の可笑しさに惹かれる読者が多い。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2011-04-01
- ページ数
- 228ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784104738038
- ISBN-10
- 4104738034
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第10回(2011年) 小林秀雄賞受賞
レビュー
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なるほどと思わせる一冊
家紋をこれほどまでに意識したことはない。ましてや、そのルーツを訪ねるなど、よほどの有名人のファミヒスみたいな事はしない。自分はたまたま、山梨県甲府市の生まれであったから興味深く拝読させていただいた。今となっては遺作であるが、名著であると感じた。
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探究心
ご先祖様を追い求めてどこまでも。 目的達成のために日本中を探し求め関係ある人に突撃インタビュー。 限りない探究心に感服した。
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他人に優しくなれるかもしれません。
著者が自分のルーツを自分の足を使って 淡々とたどっていく、ただそれだけの内容です。 しかし、まるで疑似体験をしているかのように、 一緒になって自分のご先祖様探しの旅に出られ、 ルーツや家系というものについて、 全くの素人である私にも、本書は随分と色んな ことを分かりやすく教えてくれました。 分かりやすいだけでなく、なんともユーモラスで、 はっとさせられるような著者の考え方が特徴的です。 ご先祖様探しをしたことがある人にも無い人にも、 本書は十分満足出来る内容に仕上がっている ことは間違いないように思います。 ノンフィクションとして、徹底的に自分で 物事を確かめようとされる著者のスタイルには、 改めて関心をさせられます。 本書を読み終えると、少しだけ自分に優しく、 他人にも優しくなれるかもしれません。
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ご先祖様をたどっていくと。
一兆人の祖先がいるのだから、どこかでつながっていると考える方が自然。ワクワクする。みんな兄弟になる。 佇むところから始まり、たたずんで終わる。天皇陵の内部は調べていないから、わからない。しかも、そう記録されているからそう。中を調べて分かったことと記録が矛盾していても、記録を優先する。なぜなら、長い期間そのように祀ってきたから。氣持ちの問題だから。 「あ、そう。」「よく知らないから分からない。」という受け答えを続けるから、聴き手が迷い込む。
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小林秀雄賞にハズレ無し
面白い!話の飛び方が絶妙に上手、著者がチャーミング、「へぇ〜」な話が満載、人がつないできた命に感謝して泣く、言うことなし!
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賞をとるほどのものではない
著者が死んだので、小林秀雄賞受賞の著書を読んでみた。ルーツもの、つまり自分の先祖を探る本だが、普通の人は先祖なんか調べたって大したことはなく、この人も大したことはなさそうだが無理やり話をふくらませて清和天皇までたどりついていて、別にあってもいい本だが賞をとるほどのものとは思わなかったが、賞をとったのは選考委員の関川夏央と知り合いだったからだということが最後のほうを読むと分かる。墓廃止論の私から見ると保守的な本。
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自分の由来に想いを馳せる
縄文人・弥生人(顔)の小話から始まって、著者の父方・母方の由来をたどっていくお話です。「考える人」のメールマガジンで紹介されていて、自分の父方の名字が珍しいこともあり読みましたが、確かにつながっているはずなのに(そうでないと自分が生まれ得ない)辿っていくと遡ることが極めて難い話は、実はもっと祖父祖母が生きているときにしておけばよかったな、そうすれば子供にも話せたのになと思わせてくれる本でした。
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とにかく面白い
私も、こんな旅をしてみてもいいかしら。と思うほど楽しく読みました。もしかして私も偉人の末裔かも知れません。辿ってみるのも悪くない。そして親戚が増えるのも悪くない。
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