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ベウラの頂 (ハヤカワ・ミステリ 1690 ダルジール警視シリーズ)

バリー賞

ベウラの頂 (ハヤカワ・ミステリ 1690 ダルジール警視シリーズ)

レジナルド・ヒル

『ベウラの頂』は、レジナルド・ヒルによる刊行形態が確認できる作品です。受賞時期の文学・評論・児童文学・ミステリなどの文脈の中で評価された作品として位置づけられます。

受賞作文学作家性

作品情報

『ベウラの頂』は、レジナルド・ヒルの創作や批評の特色が表れた受賞作です。

『ベウラの頂』は、レジナルド・ヒルの作品として賞の対象になった一作です。物語、批評、詩歌、児童向け作品など各賞の分野に応じた表現を通じて、刊行当時の読者や選考者に強い印象を残しました。

書籍情報

出版社
早川書房
発売日
2000-06-01
ページ数
550ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784150016906
ISBN-10
4150016909
価格
860 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学

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レビュー

  • 悲しい話でございます。

    ノヴェロが頭角を現してきてますね~この辺から。 取り扱う事件としては女児失踪という、イギリス ミステリーではよくあるネタですが、そこに過去 の未解決事件のつながりや贖罪的なものも入り混 じり、そこへ重なるように病魔というパスコーの 娘ロージーが喪失する危機も…。 少女心というものを旨く表現しているなぁと感心 させられますね。

  • 亡き子を偲ぶ歌

    家族、特に我が子を失った癒えぬ悲しみ。15年前の未解決事件の痛みを抱えたダルジールの、いつになく繊細な捜査が始まる。一作一作、中部ヨークシャー警察の面々が読者を深い社会問題に直面させる。あまりな結末に読後の虚脱感から立ち上がれない思い。マーラーのCDを買ったので作中の歌を聞きながら読み直す。

  • 歌声がいつまでも消えない、悲哀に満ちた古い殺人の記録

    ベウラの頂―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) ダルジール警視ものとしては、最高傑作の1つと言いきっても許されるだろう。 少女が失踪して、その過程で古い未解決の殺人事件が掘り起こされる。 現在進行中の殺人事件に、古い殺人事件が絡まる展開は、よくある手法だが、レジナルド・ヒルはさすがに巧者である。 物語の軸は時間と空間のみならず、現世すら超越した領域までひろがってゆく。そうした広がりに、ベウラの頂をテーマとする詩が織り込まれて、バックミュージックのように読み手の心に響く。 今回、パスコー刑事は、愛する一人娘が生死をさまよい、肉体的にも精神的にも限界へ追いつめられる。パスコーファンには、ぞくぞくする展開が待っている。 その極限状況の中で、彼は犯人の心理を解き明かして、もつれた事件の真相に到達するのだ。 何度も読み返したくなる作品である。

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