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花狩人 (ハヤカワ文庫 JA 186)

ハヤカワSFコンテスト

花狩人 (ハヤカワ文庫 JA 186)

野阿梓

惑星みどりを舞台に、花のような頭部を持つ草人たちの社会と、弟の死の真相を追うGメンの視点を重ねる。耽美な文体と濃密なイメージが際立つ、野阿梓の第一作品集。

惑星耽美デビュー作SFコンテスト

作品情報

惑星みどりに隠された真相へ、花狩人が踏み込む。

『花狩人』『ハムレット行』『眼狩都市』の三篇を収めた、野阿梓の第一作品集。惑星みどりに生きる草人たちの社会と、真相に迫るGメンの視点を通して、耽美性とSF的想像力がせめぎ合う。

レビュー要約

  • 流麗で絵画的な文体と、異世界的なイメージの奔流が高く評価されている。難解さを感じる読者もいるが、デビュー作らしい鮮烈さが長く印象に残るという反応がある。

書籍情報

出版社
早川書房
発売日
1984-05-01
ページ数
298ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784150301866
ISBN-10
4150301867
価格
203 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 花狩人 (ハヤカワ文庫 JA 186) : 野阿 梓: 本

レビュー

  • 難しい

    久しく読んでいなかったせいか、読み進みません。途中で他の本へ行ってしまいました。

  • 恐るべき作家の恐るべきデビュー作

    デビュー作を含む中編3本が収められてます.まず放り込まれた遊びネタが凄まじい.ランボオ、ボードレール、チェスタトン、ルイスキャロル、マザーグース、ヴィアン、ボルヘス、ジョイス、カー、アシモフ、クラーク、ハインライン、CLムーア、EEスミス、パゾリーニ、ゴダール、ムルナウ、スタンバーグ、エルンスト、トロツキー、ギリシャ神話の数々、萩尾望都、木原敏江、宮沢賢治、日本共産党、「プリズナーNo.6」、「リングにかけろ」、清涼飲料水の商標、、、等々とてもじゃないが全部は拾えません.それらを紡いで織り上げる文章は語彙豊富で流麗・華麗(ちょっと取っ付きにくい感じはありますが).人間と神との接点、贖罪と救済、夢と死、国家の原罪、等々の主題が深く考察されていながら、それらすべてが冗談だよと作者は言っているようでもあります.3本とも好きですが、私は特に「目狩都市」が好きで、なかでも「雨はまるで追憶のように強くだしぬけに街をぬらした」からの一章は何度も繰り返し楽しみました.これらを20代でものにした野阿梓さんは真に「恐るべき作家」だと思ってます. (2022年2月20日追記)最近手に入れた「SFの本」第8号('85年)を読んでいると、座談会にて本作に関し「笠井潔をボケーッとさせた感じがするんだけど、しかし本当はアホじゃなくって、・・・・・しかし私は好きです」とか言われてます.これが野阿梓さんがどこかで喋ってらした「なんか厭そうに誉める」というやつか、と思いました.ま、評論家の方々がなんと言おうと、私は野阿梓さんの作品をひたすら読み続け、応援し続けたいと思います.

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