聖なる夜の犯罪 (ミステリアス・プレス文庫 32)
『小さな敷居際の一杯』は、シャーリン・マクラムによるミステリ短編。最優秀短篇賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。
作品情報
シャーリン・マクラムの『小さな敷居際の一杯』は、受賞歴とともに読み継がれるミステリ短編。
シャーリン・マクラムの短編ミステリ。季節感のあるアンソロジーの一編として、軽妙な犯罪小説の味わいを持つ。
書籍情報
- 出版社
- THE MYSTERIOUS PRESS
- 発売日
- 1990-11-01
- ページ数
- 406ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784151000324
- ISBN-10
- 4151000321
- 価格
- 350 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/英米文学
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レビュー
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あまりクリスマスらしくない(?)クリスマス短編集
タイトルが示す通り、クリスマスをテーマにした書き下ろしのミステリー短編集。収録作品は以下の通り。 シャーロット・マクラウド「クリスマスに保温カバーを」、ピーター・ラヴゼイ「クレセント街の怪」、ドロシー・ソールズベリ・デイヴィス「クリストファーとマギー」、エリック・ライト「カープット」、ジョン・ラッツ「生きたクリスマス・ツリー」、ハワード・エンゲル「三人の不良少年」、メアリ・ヒギンズ・クラーク「当たりくじはどこに」、ビル・プロンジーニ「サンタクロースがやってくる」、シャーリン・マクラム「小さな敷居際の一杯」、ヘンリイ・スレッサー「クリスマスを愛した男」、エドワード・D・ホック「妖精コリヤダ」、アーロン・エルキンズ「笑うオランダ人」、スーザン・ダンラップ「追いつめられたオート」、アイザック・アシモフ「ホッ!ホッ!ホッ!」、マーシャ・ミュラー「聖夜」。 かなり当たりはずれがあり、しかも読みにくい話が多い。さらに、クリスマスの雰囲気があまり感じられない話もいくつかある。たとえば「クレセント街の怪」は、ひねりの効いた幽霊話でとてもおもしろかったが、クリスマスの話である必要は特にないと思う。まあ、ちょっと遅いが、クリスマスという事もあり、やや甘めの星4個。 クリスマスらしくて良い話は、家族愛と哀感が入り交じった「生きたクリスマス・ツリー」と「聖夜」。ホックとアシモフの話は、期待通りカッチリとした謎解きが楽しめる。スレッサーの話は、よく考えるとナンセンスだが、理屈抜きにおもしろかった。
関連する文学賞
- アガサ賞 第2回(1989年) ・最優秀短篇賞