妄執
長期休暇を控えたニューヨークのキングズ・カレッジで、政治学教授ローラ・ダコタが絞殺される。マンハッタン地方検事補アレックス・クーパーは、被害者が執着していたルーズベルト島の発掘調査と、かつての伝染病院跡「デッドハウス」に隠された過去を追う。
作品情報
島に残る病院跡の歴史が、現代の殺人事件を不穏に照らし出す。
アレックス・クーパー・シリーズ第4作。大学教授の死を起点に、ニューヨークの地理と忘れられた施設の歴史を織り込みながら、捜査が過去と現在の人間関係をほどいていく犯罪小説。日本語版は平井イサク訳『妄執』として刊行された。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2004-08-06
- ページ数
- 629ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784151733543
- ISBN-10
- 415173354X
- 価格
- 1078 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
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レビュー
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宝探しだったのか!!
人類学者が数多く出てきます。 途中から、誰が誰なのか、よく分からなくなってきますが、 「大学の教授職ってこんななの??」と、思いました。 教授もいろんな人がいるでしょうが、シルヴィアが70代であったなんて思いもしませんでした。 もう少し、人物について、詳しく書いて欲しかったです。 ラストの謎解きは、ダラダラしていました。 というか、真犯人が分かるまでに、事件の真相がほとんど分かっていなかったからでしょう。 さて、ここでいくつか疑問があるのだが、 アレックスの自宅の付近をうろついていた女性は、何のために登場させたのか? ガラスを割った人とのつながりがまったくない。 そして、やっぱりの「たいへん」節。 訳者あとがきにも満載で、イライラする。 アレックスや他の若い登場人物が、どうしても高齢と感じてしまう。 原作を読んだほうが楽しめるのではないだろうか。 ラストにも不満が残った。 せっかく細かく謎解きをしたのに、最後の1章は、ダッシュで終わってしまった。 復帰したマーサーが、マイクに「危機一髪」の話をしたのか、 はたまたマーサーがアレックスの危険に気付いたのか、よく分からなかった…
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お宝探しアドベンチャー風
キングズ・カレッジ大学教授のローラが何故絞殺されたのかを巡る捜査を、お宝探しアドベンチャー風 の味付けで、という作品。結末が少々ご都合主義過ぎるキライはある。 ドメスティック・バイオレンスの行き過ぎによる殺人疑惑から、マンハッタン島発掘調査を巡る謀殺疑惑へといったストーリー展開も面白いが、発掘現場の歴史的背景を語った読み物としても面白い。 前作であわや殉職だった刑事は復職でき、主人公の賭け友達にはどうやら春がきた模様と登場人物が同じポジションで物語を彩らないところがよい。
関連する文学賞
- ネロ・ウルフ賞 第21回(2002年) ・受賞