作品情報
酒と本を抱えた探偵が、救えない事件の底へ降りていく。
ケン・ブルーウンのジャック・テイラー・シリーズ邦訳。暴力と喪失、依存症、文学への執着が絡み、事件の解決よりも傷を抱えた人物の生の苦さが前面に出る。
レビュー要約
-
設定や題材への関心が強く、人物の迷いや社会的背景を丁寧に追う読み方が目立つ。展開の重さや専門性を負担に感じる読者もいるが、読後に残る余韻を評価する声がある。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2005-01-01
- ページ数
- 460ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784151750519
- ISBN-10
- 4151750517
- 価格
- 800 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
Amazonでケン ブルーウン, Bruen,Ken, さやか, 東野の酔いどれに悪人なし (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 26-1)。アマゾンならポイント還元本が多数。ケン ブルーウン, Bruen,Ken, さやか, 東野作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また酔いどれに悪人なし (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 26-1)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
レビュー
-
私は酔っぱらっているときにも本を読む。
~p.164 「しかし、君は酒飲みだ。自分でそう認めたじゃないか。本を読み時間なぞあるのかね?」 「酒を飲んでないときに読む。寝込んでいるときにも読む。」 「そんなことが楽しいなんて初耳だよ。私は酒盛りをしてないときにはベッドのなかだ・・・死にそうになってな。」 「おれは昔から本の虫だった。ほかの何を失おうと、これだけは守り抜く」 最高。~~翻訳もいい。台詞、行動。酒飲みには腑に落ちる事ばかり。~
-
読み始めですが、
まだ読み始めなんですか、とりあえず、 p.15 〈グローガンの店〉はゴールウェイでいちばん古いパブじゃない。ゴールウェイでいちばん古く、昔と変わらぬパブだ。 これってどういう意味だろう?
-
酔っぱらいの読書法は?
ストーリーは何てこともないが、アイルランドであること、酔っぱらいであり、活字の虫であることが嫌みなく共存していて快い。 酔っぱらい小説ではジェイムズ ・クラムリー 『酔いどれの誇り』やヨーゼフ・ロート『聖なる酔っぱらいの伝説』(ルトガー・ハウアー主演の映画もよかった )といった秀作もあるが、何といってもヘミングウェイの『日はまた昇る』が酒飲みのバイブルだ。あの倦怠感、あの哀しさ。陽気な酒ほど哀しい。哀しい酒ほど意外にハイだ。
関連する文学賞
- シェイマス賞 第23回(2004年) ・受賞