赤い夏の日 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-2)
スウェーデン北部を舞台に、女性司祭殺害事件と過去の傷を抱える主人公の再生を描くミステリ。夏至の光の下で、宗教共同体の秘密と暴力が浮かび上がる。
作品情報
『赤い夏の日』は、Åsa Larssonによる作品の核を、読者に届く物語や思考として結晶させた一作である。
スウェーデン北部を舞台に、女性司祭殺害事件と過去の傷を抱える主人公の再生を描くミステリ。夏至の光の下で、宗教共同体の秘密と暴力が浮かび上がる。 受賞作としての文脈だけでなく、作品そのものが扱う主題に沿って読める。
レビュー要約
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北欧の風景と宗教共同体の閉塞感、後半で真相へ向かう推進力が評価されている。主人公の心理的回復も読みどころとされる。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2008-10-23
- ページ数
- 515ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784151778520
- ISBN-10
- 4151778527
- 価格
- 22 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/ドイツ文学
【スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞受賞】 悲惨な事件に巻込まれ、心に傷を負ったままのレベッカは、職務に復帰した法律事務所で空虚な日々を送っていた。そんな彼女が、上司の出張に同行して故郷のキールナへ戻ってきた。だがそこで待っていたのは、またしても殺人事件だった。教会の女性司祭が夏至の夜に惨殺されたのだ。ふとしたことから被害者の周囲の人々と関わることになったレベッカは否応なしに事件の渦中へ……『オーロラの向こう側』を凌ぐ最新傑作登場
1966年スウェーデンのキールナ生まれ。弁護士としてはたらいたのち、2003年に発表した処女作『オーロラの向こう側』でスウェーデン推理作家アカデミーの最優秀新人賞を獲得した。続いて2004年に発表した第2作の本書では、最優秀長篇賞を獲得し、注目を集めている。2006年には第3作Svart stigも発表された。
レビュー
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北欧ミステリーは、まだまだ読みたい!
北欧ミステリーにはまってますが これを読むと、まだまだ読みたくなりました。 田舎の町での殺人事件。 弁護士なのになぜか事件にまきこまれる女性主人公。 事件解決に奮闘する女性刑事。 女性が活躍するのも嬉しい! ただし、本書は英語版からの重訳なので ところどころ、極東の島国にすむ人間には 何かが想像もつかない品物の名前が出てくるのが残念。 もうちょっと丁寧に翻訳してほしいと思いました。
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さすがスウェーデン!
レベッカ・マーティンソン・シリーズの二作目がついに出版された。 キールナの事件で精神的な傷を受けたが、徐々に回復していく。 ところが、女性司祭がオルガン・ロフトから吊り下げられるという事件が起き、 レベッカもその事件に関わっていってしまう。 キールナ警察のアンナ=マリア・メラ、スヴェン=エリック・ストールナッケや レベッカの上司モーンス・ウェングレン、レベッカの祖母の家の隣人 シヴィング・フェルボリなどお馴染みのメンバーも勿論登場します。 マルティン・ベックやクルト・ヴァランダーなどの上質なシリーズものが スウェーデンには多く、このレベッカ・マーティンソン・シリーズも その中に入るのではないか。 レベッカ・マーティンソン・シリーズはまだまだ始まったばかりだ。 彼女のこれからの活躍に期待したい。
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さらに上昇
『オーロラの向こう側』に続く第2作。 前作でもかわいそうな目に遭った主人公のレベッカが、さらに酷い目に遭ってしまいます。 前作が新人賞、本作が長編賞を受賞しているのですが、それにふさわしい力強さがある作品ですね。 第3作もあちらでは刊行されているようですが、レベッカがさらに悲惨な目に遭っているのかと思うと…… でも、早く読んでみたいです。