作品情報
名探偵か悪魔か。レイチェル・サヴァナクの秘密を追う記者は、処刑台広場へ導かれる。
戦間期ロンドンを舞台に、謎めいた名探偵とその正体を追う新聞記者を描く本格ミステリ。密室死、舞台上の焼死、暗号めいた手がかりを連ねながら、事件とレイチェル・サヴァナクの過去が処刑台広場という場所に結び付いていく。加賀山卓朗訳。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2023-08-17
- ページ数
- 592ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 2.2 x 15.7 cm
- ISBN-13
- 9784151856518
- ISBN-10
- 415185651X
- 価格
- 1320 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/英米文学
この女は名探偵か、悪魔か。 1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。彼女は、自分が突きとめた殺人者を死に追いやっている――。レイチェルの秘密を暴こうとする新聞記者ジェイコブは、密室での奇妙な自殺や、ショー上演中の焼死といった不可解な事件に巻き込まれる。一連の事件の真犯人はレイチェルなのか?真実は全て“処刑台広場”に。英国推理小説界の巨匠による極上の謎解きミステリ。解説/千街晶之
レビュー
-
英国版の必殺仕事人
衝撃、、、レイチェルはジュリエットだった!英国版必殺仕事人よ、悪に染まる特権階級の輩に正義の鉄拳制裁を!
-
英国小説らしさに溢れたミステリ
濃厚なミステリ レイチェルの存在の不気味さが癖になる 振り回されている事件記者ジェイコブ、お人よしで憎めない
-
翻訳のまずさが邪魔をする
内容以前の問題として、翻訳が私の好みと合わず、読み進める障壁となりました。原文は読んでいないので不明ですが、原文にも問題があるのかもしれません。これまで翻訳がネックとなって居心地が悪い思いをしたことがなかったもで、改めてこれまで質の高い翻訳ミステリに恵まれていたのだな(それが当たり前ではないのだな)、と認識した次第。
-
昔のサスペンス翻訳は読み応えがある。
別に有りません。
-
面白い
一気読みしました。面白いです。
-
面白かった
ちょっと分厚かったけど内容は面白くスラスラ読めます。 読み終わるまで人物の関係性に苦戦したかな。(そこはメモ取りながら読みました) レイチェル基準で話が進みます。父親が犯罪協会を立ち上げ亡くなり娘のレイチェルが引き継ぐと思いきや‥‥ 前半もスラスラ読めるけど後半から読みたい気分で一気に読み進めます。グロテスク感はなく 少しサイコパスな部分がありますが読んでて面白いです。 読む人によっては左右される作品かな。 あと翻訳の文章が変な箇所があるかな。(読むのには支障ないけど) 個人的に面白く次作がでるの決まってるので予約済みです。シリーズ化されてるので出るのが楽しみです。(モルグ館の客人購入したけど 他にも読みたい作品があるので 二作目は間をあけて そちらを先に読んでます。)
-
上質のエンターテイメント
この作品は、2023年のこのミス海外部門3位、文春ミステリーベストテン海外部門5位にランクインした作品で、その時に紹介記事を読んで面白そうと思っていたのですが、読んでみると期待をはるかに上回っていました。 レビューの評価があまり高くないことが意外に思えます。 物語は、1930年代のロンドンを舞台に、凶悪な殺人事件の犯人を独自に追い、自ら制裁を加えている疑惑のある謎の女性レイチェル・サヴァナクと、彼女に接近する若く野心的な新聞記者ジェイコブ・フリントの二人を軸に進んでいきます。 レイチェル・サヴァナクが何者であるかは、時折挿入されるジュリエット・ブレンターノという女性の日記により中盤にはほぼわかってくるのですが、彼女の本当の目的は、劇中でジェイコブ・フリントが得る断片的な情報だけではなかなか見えてきません。 終盤に立て続けに起きる事件にジェイコブ・フリントが翻弄される怒濤の展開の中で、レイチェルが一気に畳み込む様は圧巻でした。 この物語の面白さは、強く大胆で冷酷な、謎のダークヒロイン、レイチェル・サヴァナクの魅力に尽きます。重厚で暗いイメージの1930年代のロンドンという舞台設定がその魅力をさらに際立たせていると思います。
-
謎解きというよりサスペンス
1930年代ロンドンが舞台とのことで、古き良きミステリーのスタイルを(勝手に)期待していたが、現代の読者を対象とするサスペンスだった。作者の技巧は確かで、ページターナーではあることは間違いない。しかしどぎつい場面も度々出てくるので、読み手は選ぶかな。
関連する文学賞
- 翻訳ミステリー大賞 第15回(2024年) ・読者賞