作品情報
都市、建築、記憶をめぐる思索を重ねる評論的作品です。
都市、建築、記憶をめぐる思索を重ねる評論的作品です。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 1995-08-01
- ページ数
- 257ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163157504
- ISBN-10
- 4163157506
- 価格
- 672 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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連作思い出私小説
松山巌の小説は、このあと三島賞候補になった『日光』を読んでわけが分からなかったが、これはいい。『文學界』に1994年2月から95年4月まで隔月連載されたもので、個々独立しているが、「松山巌」が出てくる実名私小説、ないし随筆とも見える。建築家を挫折した男が、東京の各所を訪れて思い出を語る形式である。松山の父は石工で、実家は日比谷公園から歩いて15分のところにあり、松山が通っていた小学校で、戦後、二宮尊徳の像を撤去して球形のオブジェを置き、それを彫ったのが父親だという。計算すると父は(1902-67)かと思う。母は八歳の時に死んでいる。そしておそらく松山はバイセクシャルであろう。
関連する文学賞
- 伊藤整文学賞 第7回(1996年) ・受賞