心室細動
二十年前の医療ミスに関わった人々が、謎の死を遂げていく。過去の事件を暴く脅迫状を受け取った院長も心室細動で急死し、医療過誤の記憶は現在の連続死と結びついていく。
作品情報
二十年前の医療ミスを暴く脅迫状が、過去の悪夢を現在へ呼び戻す。
1998年の第15回サントリーミステリー大賞受賞作。二十年前の医療過誤をめぐり、関係者に起きる謎の死を描く医学ミステリ。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 1998-04-01
- ページ数
- 278ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163176505
- ISBN-10
- 4163176500
- 価格
- 2251 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
二十年前におこした医療ミス。その事件の関係者が次々と謎の死をとげる。そして一通の脅迫状が。過去の悪夢が、現実となって蘇る
レビュー
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海外の知人への贈り物に
想像以上にはきれいな状態で驚きました。安く購入できよかったです。
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中々楽しめた作品ー推理性は弱いが・・・
内科医の方が書いた作品。正直な感想は<暇つぶしには良かったかな位いで、星3.7ぐらいでした。医療現場が描写が期待したよりもお粗末でした。やはり、内科医では、外科医のような緊張感がないのです。文はわるくはありませんが、登場人物に魅力がないのです。*サントリーミステリーはレベルが低かったのですね。
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主人公のキャラが、もっとくっきりしていれば・・・
一番の読みどころは、医療過誤が生じる過程を記した看護婦の日記。 過酷な病院の業務の中、疲労と睡眠不足のせいで生じる些細な、でも決定的なミス。 緊迫した空気。必死の措置。焦りと祈りと諦め。後悔。苦渋。ものすごくリアルで迫力がある。 医療の現場とそれに伴う知識を基にした設定、殺害方法。姿の見えない脅迫者の恐怖と謎。 読者を引っぱっていくだけの力は充分にあり、結末のつけ方も不備なくまとまってはいる。 なのになぜか今ひとつ・・・なのは人物の描かれ方が浅いからではないか・・・と思う。 工夫はされている(特に探偵の熊井とか)けれど、みな魅力がなく、類型を脱し切れていない。鮮明でない。ぼやけている。手ごたえがない。特に主人公が。 看護婦の日記が読ませるのは、その点がクリアされているからだと思う。 もっと深く「人間」が描かれていれば、ラストの衝撃とやるせなさがより生き、作品自体が鮮烈になったのでは、と思う。