作品情報
常識外れの診察室で、心のこわばりが笑いながらほどけていく。
軽快な笑いと、悩みを抱える人物への温かいまなざしが支持されている。読みやすさの一方で、独特な医師像の好みは分かれる。
レビュー要約
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軽快な笑いと、悩みを抱える人物への温かいまなざしが支持されている。読みやすさの一方で、独特な医師像の好みは分かれる。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2004-04-24
- ページ数
- 265ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 19.1 x 13.2 x 1.9 cm
- ISBN-13
- 9784163228709
- ISBN-10
- 4163228705
- 価格
- 1828 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
ジャンプがうまくいかないサーカス団の団員、先端恐怖症のヤクザ……。精神科医伊良部のもとには今日もおかしな患者たちが訪れる
レビュー
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自分にできること
・氣付き 行動し続けることが大切だと感じた。伊良部先生は,同じことを違う言葉で,場所で,行動で,繰り返し伝え続けている。いつ,どこで響くか分からないから,その場で解決することを期待しない。一番解決したがっているのも,妨害するのも,患者本人だと知っているから。 ・接点(学び) 本人だけが目を背けている事実を,直接ではなく,他人事として見せる,聞かせる。解決すべき問題ではなくて,一緒に生きていく自分の一部として,受容できるまで,粘り強く関わり続ける。 ・次の一歩(応用) 面白そう,楽しそうだから,続けられる。
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楽しい
楽しく読みました。
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仕事への矜持が響く第二弾
友人の勧めで読みました。様々な仕事のプロとして活躍する人たちの悩みを、悩みなんてなさそうな伊良部が無意識に解決していくのは爽快でした。最後のまゆみさんがかわいらしくて、とてもハッピーな読後感。また読みたいです。
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面白い本です
ある男性との会話の中で著者を知り 読んでみました。 登場人物にら「まゆみちゃん」という看護師がいてて「まゆみちゃんと君がダブるんだよ」と言われて興味津々で「まゆみちゃんを知りたくて」読んだ本です。 が ‼️ 私 あんなんじゃない… それは置いといて … 奇抜な主人公伊良部先生に対する患者たちの反応は私も同じモノを感じて楽しく読める。 だけどしっかりとオチはあって「変人伊良部先生なのに?? 案外やるやん??」があるのが素晴らしい
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この本の存在に気づいてよかった
結構前の書物なんですよね。 所々に今はないものが出て来る。 でも、面白い! 懐かしいというのではなく単純に楽しく読めました。
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精神科医・伊良部一郎の突き抜けたキャラに、いつの間にか癒やされてます。
伊良部総合病院の神経科を訪れる患者と、トンデモ精神科医・伊良部一郎とのてんやわんやの掛け合いが、すっごくおかしいです。そして、癒やされます。変態精神科医・伊良部の型破りでハチャメチャな、その分突き抜けてる言動が、そんな気持ちにさせてくれるのかなあ。とにかく、短篇読み終えたあとに、なんだか気持ちが楽になっているんですよ。 伊良部一郎が、どんだけとんでもねぇ精神科医なのか、それがうかがえる文章をひとつ、引いてみましょう。 《虚脱感に襲われる。てのひらで顔をこすった。伊良部は変人どころの騒ぎではない。常識の枠外で生きている人間なのだ。 いや、もしかすると、人間かどうかも怪しい。総合病院の地下室に棲(す)みついた子供の妖怪。迷い込んだ患者を相手に遊んでいる──。 顔を上げる。伊良部と目が合う。歯茎を出してにっと笑った。》文春文庫 p.214 「空中ブランコ」「ハリネズミ」「義父のヅラ」「ホットコーナー」「女流作家」の五篇を収録。 忘れがたい光景をカシャリとカメラに収めたみたいな、そんな、鮮やかに胸に残るラストシーンがいくつかありました。 「空中ブランコ」「ホットコーナー」のラストシーンも忘れがたいですが、一番気に入ったのは「女流作家」のラスト。極上大吉の素敵なラストシーンやないですか。私も心んなかで、「イエーイ」言うてガッツポーズしてましたわ。
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以前、図書館で借りましたがやはり手元に欲しくなった
とてもきれいな状態です。 ありがとうございます(^^)
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息が詰まっている時におすすめ
イン・ザ・プールを読んですぐにこちらも読み、読み終わったレビューを書きました。 これを書きながら三作目も読んでおります。 奥田さんの違う作品でのレビューで『軽快だけど軽くはない』みたいな言葉があり、それがわかりやすいなと思いました。 ユーモラスで文章もものすごく読みやすい。 一つの物語も長くないので読める人なら簡単に一日で読めるでしょう。 なのにとても心が温まるし、考えさせる。 伊良部の自由奔放なところと神経症の患者の対比。 患者が直ぐ側にあるのに気がついていない大切な事に気がつき、自由になっていくところが面白いのかなと思いました。 自分が精神科にお世話になっているので患者の神経症のエピソードがまんざら笑い事でもないんですよね…(笑)
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- 直木三十五賞 第131回(2004年) ・受賞