戦時下の球児たち 昭和十七年の夏 幻の甲子園
戦時下に行われた幻の甲子園を追うノンフィクション。球児たちの記憶と時代の圧力を重ね、野球が戦争とどのように交差したかを描く。
作品情報
昭和十七年の夏は、早坂隆の視点から題材の核心をたどる受賞作である。
昭和十七年の夏は、受賞時に注目された主題と書籍としての刊行情報を整理できる作品である。本文は、題材の背景、人物の選択、時代や社会の空気を重ね、読み手に考える余地を残す。
レビュー要約
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題材への切り込み方と読み進めやすさが評価されている。人物や背景の描写に厚みがあり、受賞作としての読み応えを感じる読者が多い。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2010-07-14
- ページ数
- 345ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163727806
- ISBN-10
- 4163727809
- 価格
- 1300 JPY
- カテゴリ
- 本/スポーツ・アウトドア/スポーツ
朝日主催から文部省主催に変更して強行された昭和十七年の甲子園大会。球児たちの引き裂かれた青春の虚実を描くノンフィクション大作!
レビュー
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史料価値が高い
高校野球と甲子園の歴史を知ることができる。 史料価値が高い本です。
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古本でも書き込みはNG。
本の中にボールペンで書き込みがあった。選手9人の名前などだった。古本であっても売り物としては丁寧に確認するべきだと思う。
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幻の甲子園
息子の読書感想文のため、購入しました。 TVで見た後でしたが、本は必要だったので 助かりました。 包装も綺麗だし、お店の方の直筆コメントも 書いて頂いて嬉しい気持ちになりました。 ありがとうございます。
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おもしろかった
ん~、特にコメントなし 詳しく書くと、感想文になってしまう・・・
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面白い
意外な甲子園の歴史を知ることができました。高校野球シーズンの前に読まれると良いです。
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”ベースボール”ではなく、”野球”の原点を知る一冊
よくここまで取材したと思えるほど戦時中、および”野球”の始まりまで詳しく書いてあります。 また、昭和十七年に行われた試合も臨場感あふれる記述で、当時の高校球児とその指導者、そして高校野球をささえた方々の気持ちがよくわかります。高校野球はもちろん、”野球”は世界に誇れる日本のスポーツだと感じました。
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傑作ノンフィクション
今も朝日新聞社の甲子園についての正式発表は「昭和16〜20年 戦争のため大会中止」となっている。 しかし、実際には昭和17年の夏に、一度だけ、大会が行われているという。 本作は、その大会の実像を描いたノンフィクション大作。実際に当時、甲子園でプレーした方々(現在85歳前後)を全国から見つけ出し、彼らの証言やスコアブックをもとに、試合を鮮やかに再現していく。その緻密な描写と迫力は、息をのむほど。正直「よくこんなに調べたなあ」と呆れてしまう。 さらに、この本の肝は、そんな球児たちが、大会後、それぞれどのように戦争に巻き込まれていったかを、しっかりとフォローして書いていること。シベリア抑留、空襲、原爆など、大会後の球児たちが体験した人間ドラマの数々に、涙を禁じ得なかった。台湾の代表校が出ていることにも驚いた。 本の帯の裏に「傑作ノンフィクション」とあるのは嘘ではない。戦史ノンフィクションに残る名作である。
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野球は平和の象徴か?
スコアブックから転記されているようなところも、ところどころに見受けられるけれども、70年前の大会の描写には臨場感がある。 その理由は何と言っても、丹念な取材・インタビューだろう。選手のプレーに関する記憶はやはり鮮明だ。多くの選手の記憶が甲子園での試合を再現している。 そして、特定の人物やチームに偏ることなく全試合を追っていることによっても臨場感が増している。幻の甲子園を初日から追うことが出来るし、相互のチームの視点から検証する効果もある。「運命のホームスチール」なんかは読んでいて息を呑みそうになった。 少し考えさせられるのは、戦時中の野球の位置づけだ。敵国のスポーツと見做されるだろうし、「何も非常時に野球なんて」という声も向けられるだろう。そうした中で野球をし続ける意義とはなんだろうか?意義なんか考えずに没頭することにこそ意味があるのだろうか? 選手たちも自問自答したはずだろうが、明確な答えがあるわけでもない。大規模災害の最中に読んだので少し考えすぎたかもしれないが、結構重たいテーマのような気がする。
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