日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
ソルハ

小学館児童出版文化賞

ソルハ

帚木蓬生

アフガニスタンのカブールに暮らす少女ビビの視点から、戦争と抑圧のなかで学ぶこと、生き抜くことの意味を描く児童文学です。平和への願いを、家族と日常の描写に託します。

アフガニスタン平和教育

作品情報

ソルハは、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。

アフガニスタンのカブールに暮らす少女ビビの視点から、戦争と抑圧のなかで学ぶこと、生き抜くことの意味を描く児童文学です。平和への願いを、家族と日常の描写に託します。 あかね書房の単行本と集英社文庫版が刊行されている。

レビュー要約

  • 刊行情報と紹介文からは、受賞時に評価された題材の明確さと読み進めやすい構成がうかがえる。人物や状況の輪郭を追いやすい点が読みどころになっている。

書籍情報

出版社
あかね書房
発売日
2010-03-01
ページ数
353ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784251092618
ISBN-10
4251092619
価格
1540 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: ソルハ : 帚木 蓬生: 本

レビュー

  • 何も知らずに読みました。

    初めて先生の小説を読みました。物語は少女の目線で進みます。とんでもなく読みやすいので童話のようでした。わが孫(7歳)にもそして我が子たち妻にも読ませたい。単身赴任の身なのでコロナ過ではありますが、帰省した際には、必ず持ち帰ります。ハバキ先生の『襲来上・下巻』を購入しました。もっと先生の小説を読みたくなりました。

  • もごに読ませたい

    子供にもわかりやすい文章で平和の大切なzとが書かれています 子供や孫に読ませたい本です

  • 読みやすい

    アフガニスタンに住む少女の成長記録のような話です。 戦争や戦いが当たり前にある国での生活。平和な日本に住んでいるものには 想像もできないことだなと思いました。 この本は、大人向けではなく子供向け?のようで、とても読みやすかったです。 あとがきを、読むまで子供向けだということには気づきませんでしたが。

  • アフガニスタン庶民の目から見たタリバン時代が良く分かる

    本書もそうですが、箒木さんの小説は、情報がとてもたくさん詰まっているので、読んでいて勉強になります。 ソビエトによる侵攻、軍閥同士の内戦時代、タリバンによる恐怖政治が、庶民の生活にどのような影響を及ぼしたのか、本書を読むと良く分かります。 特に、タリバンが、女性に対し、学校教育だけでなく、歌や踊りも禁止していたなんて、初めて知りました。 それも、仕事として歌ったり踊ったりすることだけでなく、私生活上でも禁止されていたというのですから、徹底しています。 本書の最後で、箒木さんは、アフガニスタンから農業実習にやってきた留学生のお話を取り上げ、アフガニスタンが平和になり、 アフガニスタン特産のザクロが日本でも食べられるようになる日々が来て欲しいと祈りつつ、本書を結んでいます。 本当に、アフガニスタンの人々が、毎日毎日、安心して暮らせるようになる日が来て欲しいです。

  • グイグイ

    帚木蓬生先生のファンで、ずいぶんいろいろな作品を読ませていただいて来ましたが、この作品は児童書という事でこれまでと少し趣が違っています。が、今年六十になる私も読み始めると間もなくグイグイ惹きつけられて一気に読んでしまいました。大人でも十分楽しめ、またイスラム世界の事やテロの事、平和という事についてなど色々な事を学び考えさせられる作品だと思います。

  • ある少女の物語

    この作品は児童書である。…ですが、大人の方にも手に取っていただきたい。 戦禍の中のアフガニスタンにおいて少女(ビビ)の成長を物語にしています。今の日本は爆弾の投下や軍団の銃撃戦がまず無い、そして中学校までですが義務教育です。ですが、勉強は大人になってからでもいい、今から少しずつやっていても良い!本文にも年齢性別は関係ないことを描いてあります。 出来ない状態でも勉強をしている方々はたくさん居ます。一歩前に行きたい!と思う作品でした。

  • 現代史の参考に

    アフガニスタンのことよく分かります。中学生の孫にプレゼントしました。新聞紙上で話題になっても、なかなか元のところが分かりません。 大人も「なるほど」と思って読めました。

  • 子供も読める「大人向け児童書」

    アフガニスタンのタリバン政権は女子から教育を奪っていたこと、成人女性はブルカで覆い人というより物に近い扱いであったことを本書で知りました。主人公の少女は母親をタリバンに殺されてしまいます。主人公も家族も失意の中にあっても平和で明るい日々が来ることを信じて「今できること」を続けていきます。それが命の危険を伴うことであっても。 私にとって学校は「行かねばならない所」であったし、砲火、爆撃のない街にいます。しかし四方八方を様々な競争に囲まれ、まるで砲火爆撃のように競争が襲いかかってくるように感じることがあります。この「ソルハ」は子供も大人も競争に撃破されないための一つの道しるべになると思います。

関連する文学賞