書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 2001-01-15
- ページ数
- 137ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784309013930
- ISBN-10
- 4309013937
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第37回(2000年) 文藝賞受賞
レビュー
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よくこれを出版しましたね。勇気必要だったのでは?
「文藝賞受賞作で一番を勧めるならどれにするか?」 と訊かれたら迷わずこれにする。 綿矢りさ、三並夏といった学生作家の話題で売っていた賞とは違いずいぶん異色の違う作品。 良くも悪くもチープなやすっぽい作品が多い中、これは結構重たい。 出版社もこれを出版したのは勇気必要だったんじゃないかな?? 文藝賞受賞作を読んでいて、これだけはもう一度読み返してみたいと思ときはあるが、古本を購入して部屋には置いときたくない。ちょっと、ホラーテイスト入っているので。
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普通につまらない
色々なレビュー見て期待して購入。 ですが、村上龍の出来損ないを読んだという印象。 終始、茫洋とした展開で恐さが微塵も感じられない。 短編だし、何か爆発的なエネルギーに満ちた作品なのかと想像しましたが、 中二の落書き程度に感じました。 敢えてそういう書き方にしてるんでしょうけどね・・・ ま、私にとっては肌の合わない作品だったということでしょう
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最!高!
今まで読んだ本の中で一番おもしろくてかっこよかった。 リアルな殺人描写にゾクゾクきた。 シン、いつ死んだのかわからなくて好き、あんたが一番好き、 ブチュブチュに潰れた感想はどうよ? タカシ、レイヴ仲間になって欲しい、 サトル、私にもなんか引かせてよ、紙とか罰とか シュウ、正常ぶってんじゃねぇええーぞ!キライだ… 何回も何回も何回も何回も何回も何回も 何回も何回も何回も何回も何回も何回も、何回も何回も読みました。 保存用にもう一冊持ってる。バカだね。 あっちの世界からこの本を通して、黒田晶とか登場人物は 私にアクセスしてたんだと思う。 もちろん、これを読んでいる顔も知らないあんたにも。 なあぁ。本当はその体中ギチギチにつまった邪悪なフラクタメ見せてよ…こっちにおいで?
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鬼畜日本人
『メイドインジャパン』です。第37回文藝賞受賞作ですから、れっきとした純文学系受賞作なのですが……本はケータイ小説のような横書きです。倍角文字とか乱暴な英語とかも踊りまくっています。 そんな体裁ですから、内容はどうかといいますと。 『この国が産みおとした子どもたちによる、この国にしか起こりえない少年犯罪。リアルで残酷な殺人描写とグルーヴ感あふれるクールな文体に、全選考委員が不快な絶賛をおくった、22歳の戦慄の問題作。第37回文芸賞受賞作。』 まともな神経の持ち主ならば、読んで不快感を覚えて当然でしょう。そういった残虐描写等が含まれることを承知した上で読みましょう。 とにかく壊れっぷり、壊しっぷりがすごいです。ここまで崩壊しきった作品を最後まで書ききったというのは、見事の一言だと思います。こんなの誰でも書けるものではないです。 普通の小説のように物語的な面白さを求めるのは間違っているんでしょうね。登場人物がみんなカタカナ表記されているため区別つけにくかったとかありますが、それすらも含めて壊れっぷりだったのかな、とも思います。 とにかくもうわけわかんない。 ああ、日本人で良かった、……じゃなくて、良くなかった。 評価は★3ということで逃げます。
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純粋に残酷で変態
友人に薦められて読んだ。 生と死の境界が曖昧な子どもたちによる血まみれのドラマ。ドラッグに同性愛に幼児ポルノに殺人……と、小説の題材としてはやや陳腐に見えるが、ギリギリ陳腐に堕しない(人によっては堕したと感じるかもしれない)不思議な気品がある。 いろんな読み方ができそうだが、作中で登場人物が語る、「ガキの頃からずっと、おれは親父みたいなケチな変態じゃないって信じてた」「ママとおれだけだ、命を自分の手でブッ潰せるのは」という言葉が、この小説の核心のように思える。 …それにしても、何故タイトルを変えてしまったのだろう? 原題の「YOU LOVE US」の方が圧倒的にこの小説の雰囲気を捉えていると思う。「この国が産みおとした子どもたちによる、この国にしか起こりえない少年犯罪」という紹介文も、そうかなあ…?という印象である。 蛇足だが、原題は、manic street preachersのファーストアルバムに入っている曲名でもあり、そこから来ているのだとしたら思わずニヤリとしてしまう。
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そんなにグロくない。
この本を読んで相当エキサイトしている方もいるようですが、この手の本(映画etc)を慣れている私にとっては、あまりグロいとは思えませんでした。 というか、可愛らしい。 …友人に勧めたら、ドン引きされましたが(苦笑) 文中にはいろいろな英単語が混ざっています。 登場人物の出身に関係があるのですが。 私は、ブルシット(まやかし)が一番お気に入りです。 下の方も仰っていましたが、この本が賞に選ばれたのは奇跡に近いです。 そして、このような本を出版してくれた出版社さんに感謝したい。
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一つ増えた選択肢
読んでいる内に脚が震えてきた。 怖かったんじゃない。 興奮したんじゃない。 でも、震えが止まらなかった。 登場する4人の少年。 きっと、誰の中にも少しずつ 彼らと同じ人格が潜んでいるのではないかと 思う。 そして、私の中に一番色濃く存在するのが シンではないかとアタマに浮かんだ瞬間… 自分の中の自分と対峙するすることを 必要と感じさせられた 衝撃の一冊…
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is it real "kewl" huh?
本当に「不快な傑作?!」 よくよく考えてみると、少年たちは結局「生きる」も「死ぬ」も言ってないような気がするんです。「快楽」>>「生死」だから。これを読んで、何を読み取ろうとしたらいいのか、私には正直わかりません。逝っちゃってるお子さん方をどこまで「美化」していいものか。という感じですね。 こういう子達を見たことが無いなら、実際に会ってみるといいです。(ドラッグやってる子達なら)渋谷にたくさんいると思いますし。そういう子達を見て、「生きる」ってこういう事かって言うと、また違うと思うんですけどね。メディアの中できれいに書かれてるから、きれいな感想を持ってしまうのも少し疑問をもちます。いいレビューではないかもしれないですが、「世界」を知りたい好奇心等で衊??んでみるといいと思います。 本の体裁は非常に面白いと思いました。ただ読ませるというかは、見せるという感じになっていて、個人的には残念です(作者さんの意図だと思うのですが)。
関連する文学賞
- 文藝賞 第37回(2000年) ・受賞