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眼球達磨式

文藝賞

眼球達磨式

澤大知

第58回文藝賞受賞作。移動式の小型監視カメラを手に入れた「彼」が、機械の目で街を走り抜けるうち、日常の風景を異物のように見つめ直していく。極端に小さな視点から世界を組み替える発想が、軽さと不穏さを同時に生む。

SF監視ロードノベル孤独機械の知覚

作品情報

地上わずか数センチの目が、街の輪郭を変えていく。

第58回文藝賞受賞作として河出書房新社から刊行された単行本。街を走る小型監視カメラ〈アイ〉を中心に、身体の感覚と機械の視点がずれたまま世界を見直していく。都市のありふれた風景を、きわめて小さな視点から再構成する発想が際立つ。

レビュー要約

  • 独特の設定と地を這うような視点が強く印象に残る。物語の奇妙な手触りや空気感を面白がる声がある一方で、好みはかなり分かれる。

書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
2022-03-11
ページ数
108ページ
言語
日本語
サイズ
13.1 x 1.5 x 19.5 cm
ISBN-13
9784309030135
ISBN-10
4309030130
価格
1540 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

無為な日々を過ごす「彼」は、移動式の監視カメラ「アイ」を手に入れた。極小眼球型の機体で街を疾走するが、ある日、なんとアイが勝手に自走をはじめ――。第58回文藝賞受賞作。

澤大知(さわ・だいち) 1996年、神奈川県生まれ。2021年『眼球達磨式』で第58回文藝賞を受賞。同年、逝去。

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