日本の文学賞

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往診は馬にのって―淡路島をかけめぐる獣医師・山崎博道 (感動ノンフィクション)

福田清人賞

往診は馬にのって―淡路島をかけめぐる獣医師・山崎博道 (感動ノンフィクション)

井上こみち

井上こみちの『往診は馬にのって』は、淡路島で馬に乗って往診する獣医師・山崎博道の診療の日々を描く児童向けノンフィクション。動物の命に向き合う仕事と、ゆっくり進む馬だからこそ生まれる出会いを伝える。

児童ノンフィクション獣医師淡路島動物の命

作品情報

馬で行くから見える命の表情を、淡路島の往診の日々から描く。

佼成出版社の感動ノンフィクションシリーズ。NDLサーチでISBN、ページ数、出版年、要約を確認し、絵本ナビでも同一ISBNを確認した。

レビュー要約

  • 動物と人の関係をあたたかく伝える読み物として、獣医師の仕事を子どもにも理解しやすく描いている点が強みになっている。

書籍情報

出版社
佼成出版社
発売日
2009-09-01
ページ数
128ページ
言語
日本語
サイズ
1.6 x 16 x 22 cm
ISBN-13
9784333023981
ISBN-10
433302398X
価格
1349 JPY
カテゴリ
本/絵本・児童書

淡路島で、牛や馬などを診療している獣医師の山崎博道さんは、馬で往診に出かけている。馬でいくからこそ出会いがあり、ゆっくりだからこそ動物の気持ちがわかる。山崎さんの、愛情あふれる診療の日々を追った。 人間と動物の心の交流が描かれています。 獣医さんの仕事がくわしく書かれています 。 雄大な大自然で暮らす人びとの生活が描かれています。

井上こみち[イノウエコミチ] 埼玉県出身。日本児童文芸家協会及び日本文藝家協会会員。1983年、新聞社募集の童話入選作が出版されたのを機に作家活動に入る。人と動物のふれあいをテーマとした動物のノンフィクションを多く手がける。『海をわたった盲導犬ロディ』(理論社)で、第1回日本動物児童文学賞受賞。『カンボジアに心の井戸 を』(学習研究社)で、第28回日本児童文芸家協会賞受賞

レビュー

  • 馬で往診する産業動物の獣医さん

    購入してみたら児童書だった。よくまとまって書かれているのだけれど、やはり大人には少々物足りない。馬に乗っての往診を始めるきっかけとか、周囲の抵抗とか、現実的な困難とか、もっと大人の事情もあるのだろうと思う。「大自然の中」もちがうな。淡路島だよ。 それでも山崎先生は筋金入りの動物好きなのだろう。猿まで飼い、庭には大きな鳥用の飼育施設。趣味と仕事を分けてしまわず、しかし混乱させてしまわず、実生活の中で調和させながら実践していく生き方はとても興味深い。 本当はもっと苦労話もあるのだと思う。やはり児童書であることだけが、大人には残念だ。

  • おうまさんの再就職

    明石海峡大橋から続く高速道路が島を縦断し、周囲もまた国道に囲まれている淡路島のアスファルト道路を馬で歩くことなど不可能。それを実行している人がいる。どうやって、本当に、過去の話ではなく、そんな素朴な疑問から本書を手にした。わかったことは無理をしているのではなく、自然な流れとして馬に乗って往診へ出かけていること。 おびただしい数の蹄鉄のつまった木箱が見つかった話は人間が動物をも戦争に巻き込み参戦させていった過ちを繰り返してはいけないと静かに語っている。 人も動物も、仕事、自分の役割を積み重ねる日常を暮らしていくことの大事さを教えられる。 大人こそ一読して欲しい本です。

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