書籍情報
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 1999-03-01
- ページ数
- 377ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 19.4 x 13.5 x 2.7 cm
- ISBN-13
- 9784334923051
- ISBN-10
- 4334923054
- 価格
- 2862 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: パレスチナから来た少女 : 大石 直紀: 本
レビュー
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熱いデビュー作
中東での民間人虐殺はISに始まったことではない。 イスラエル VS. アラブの中東戦争でも当初の目的から外れた大規模な虐殺が(主にイスラエル軍により)行われたといわれる。 本作はこうした現代史の闇をもとに書かれ、日本ミステリー文学大賞の新人賞を受賞した。 作中では、当時の細川政権、アッバース、ペレスなど実在の人物を登場させており、主人公のジャーナリスト立花にもモデルがいる。 抑圧されたパレスチナ人に同情的な著者は直情的な書き方が目立つが率直なのは気持ちが良い。 ご都合主義的な面無きにしもあらずだが、新人賞の名にふさわしい力作で独自の価値を持つだろう。 平和ボケした日本もテロリズムに無縁でないことは、後に『テロリストが夢見た桜』でも描かれた。 テロリストが夢見た桜 (小学館文庫)
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安い
もう一度読みなおしてみたくなった。 値段は250円。配送料なし。 もしくは値段1円、配送料250円。 商品は少し古びていたがなんの問題もなし。古本屋で買うのは馬鹿馬鹿しい。 元の値段は1600円だが、古本屋では800円だった。 内容は、素晴らしい。作家は、処女作を乗り越えることができないというのは本当 だと思う。
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日本人に馴染みのない中東問題を見事に取り込んでいる
作者は中東を実際に旅した経験があるようだ。 しかし、とんでもない新人がデビューしたものだと思った。 しかしもう10年も経つのですね。 これだけ読ませる作家も少ないのではないか? とにかく一気読みしてしまった。
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第2回日本ミステリ文学大賞新人賞受賞作
1982年ベイルートで記憶を失った一人の難民の少女がいた、 彼女は日本人ジャーナリストに助けられその養女として日本で 暮らす事に、その子が平和な暮らしの中で高校生になった頃… イスラエル兵に家族を惨殺され私怨の女テロリストとなった マリカはイスラエルの要人を次々と殺していた。 そして組織に目的を教えられないまま日本に派遣されるマリカ、 公安は、マリカの入国に気づき、捜査を始める、その捜査線上 に浮かぶ、日本人ジャーナリスト、ジャーナリストを監視して いたのは、公安だけではなかった。ジャーナリストを監視する 組織とは?マリカの背後の組織とは?極秘の任務とは? 一気に読みました、とても悲しい話でもありますがエンターテ イメントとしておすすめです。
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中東問題の勉強にもなる
フィクションなのですが、中東問題に関しての史実が上手くストーリーに取り入れてられています。 ちょっと無茶な展開のシフトもあるのですが、大いに読み応えのある作品です。
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パレスチナ問題を下地にした傑作小説
息詰まる展開と、立て続けに起こる事件のやりきれない悲しみに押し付けられるように、一気に読み終えました。 パレスチナ問題という、まさに現在進行形のテーマをもとに「リアルな虚構」を構築して見せた作者の手腕には脱帽です。 心を揺さぶるラストシーンを経て、読者は日々報じられる中東のニュースの中に、登場人物たちの息吹すら感じ取るようになるでしょう。 すばらしい作品でした。おすすめです。